ロゴ案を出すのはAIで!

AI(ChatGPT)を使って誰でも簡単に企業ロゴを作成するための方法を、具体的な手順とポイントに分けてご紹介します。AIはデザインの「たたき台」を作るのに非常に役立ちますが、最終的な仕上げにはプロのツールが必要となることも理解しておくと良いでしょう。

AI(ChatGPT)でロゴを簡単に作成する手順

1. ロゴ作成の依頼を開始する

まずはAIに「企業のロゴデザインを作りたい」と伝えます。
ここから会話がスタートします。

2. 会社情報と事業内容を具体的に伝える

AIが具体的なイメージを持ちやすいように詳細に伝えます。

会社名: 「株式会社office masui」のように、具体的な社名を指定します。

業種・事業内容: AIが具体的なイメージを持ちやすいように詳細に伝えます。

例えば、「ホームページ制作」と伝えるよりも「可能性を拡げるIT企業」とし、さらに「知りたいと伝えたいを繋げる」といったスローガンやコンセプトを加えることで、より意図に沿ったデザインが生成されやすくなります。

ロゴの使用用途: ロゴが「ホームページ」や「名刺」「パンフレット」などで使用されることを伝えてください。これにより、AIは使用環境を考慮したデザインを提案する場合があります。

3. デザインのテイストとイメージを指示する

希望のデザインテイスト: 「シンプル」が良いかなど、具体的なテイストを伝えます。

親しみやすさ: ロゴに持たせたい印象を伝えます。「親しみやすさ」や「信頼感」「絆創(きずな)してくれるようなイメージ」など、具体的な感情や雰囲気をキーワードで指定しましょう。

希望の色・避けたい色: 「赤は避けたい」「黒系の暗い色も避けたい」のように、使用してほしくない色を明確に伝えます。また、「明るい方がいい」という色のトーンの希望や、「未来を作る」といったイメージキーワードも有効です。

4. 具体的なモチーフや抽象的なコンセプトを指定する

AIは抽象的な指示を苦手とすることがあります。

そのため、「握手」や「ハート」のような具体的なモチーフを例として挙げると良いでしょう

IT企業であれば、「インターネット」や「繋がり」をモチーフにする、あるいは「インフィニティ(無限)」のような記号を提案するのも効果的です。

アイデアが出てこない場合は、自社のコンセプトを出して具体的なモチーフの案をAIに言葉で出してもらうのも手です。

「AIの進化」「ITの進化」といった、より抽象的ながら企業コンセプトに直結するキーワードも、具体的なイメージに繋がるヒントとして利用できます。

5. さらに詳細な調整を指示する

Screenshot

背景色: 「切り抜いて使うようにバックは白にしてほしい」のように、ロゴの使いやすさを考慮した指示を出します。

バリエーション: 「ロケットだけでなく違うバリエーションが欲しい」と伝えることで、多様なデザイン案を求めることができます。

テキストとイラストの融合:

「文字とイラストを融合させてほしい」といった、より高度な指示も試せます。

ただし、AIは文字のデザイン、特に複雑な加工が苦手な傾向があり、文字が「ぐちゃぐちゃ」になったり、「むニュっとした」デザインになることがあるため注意が必要です。

アイコンやピクトグラム:

AIは「アイコン」や「ピクトグラム」のようなシンプルな要素の生成が得意な傾向があります。

AIで生成したロゴの活用と最終仕上げ

AIが生成したロゴは、そのまま最終形として使用するのではなく、「たたき台」として利用するのが賢明です。

6. 生成されたロゴは画像としてダウンロードが可能です。

プラスα. プロフェッショナルな仕上げ

AIで作成されたロゴは、最終的には「Adobe Illustrator」などのプロフェッショナルなデザインツールで加工するとよりオリジナリティやロゴの精密さが上がります。

これにより、ロゴを拡大・縮小しても画質が劣化しない「ベクターデータ」として扱うことができます。

具体的な作業としては、「画像トレース」を行い、「アウトラインを取って拡張」するなどの工程が必要です。この工程で、AIが苦手とする文字の形状が「丸く」なったり、若干色が変わったりすることがありますが、最終的な微調整は人間が行うことで、実用的なロゴが完成します。

AIを活用したロゴ作成は、具体的な指示を出すことと、人間による最終的な調整を組み合わせることで、非常に効率的に進めることができます。AIは多様なデザインのアイデアを素早く提供してくれる強力なツールですが、細部の調整や商用利用に耐えうる品質に仕上げるためには、プロのツールや知識が不可欠です。