自社の強みを把握できるUSPとは?

2022年1月11日

ビジネスを行ううえで顧客に”他社との違い””自社の強み”を伝える必要があります。

その自社の強みを明確にし、他社と比較しても顧客に伝わりやすくしたものをUSP(Unique Selling Proposition)と言います。

今回は、「USP」の概要とホームページでの活用方法をご紹介します。

USPとは?

USPとは、20世紀のコピーライター、ロッサー・リーブス(Rosser Reeves)によって提唱されたマーケティング用語で、競合に対して、自社の優位性を表すために使います。

ロッサーリーブス – Ross OrtonWikipedia site:djanimateurfinistere.com

引用元:Wikipedia

英語の正式名称と日本語訳は以下になります。

USP(Unique Selling Proposition)

  • unique => 独特・唯一の・ユニーク
  • selling => 販売
  • proposition => 主張・提案

シンプルに表現すると「自社の特徴」なのですが、 挙げた全てがUSPになるわけではありません。

USPに必要な2つの要素

USPは単なる差別化ポイントではありません。

USPでは「競合には無い自社ならではのもの」と「訴求力のある顧客にとって価値があるもの」の2つが必要不可欠になります。

競合に対しての優位性

ユニークは「唯一」という意味になります。
他社が持っていない、もしくは真似できない自社の独自性や特徴が大切になります。
競合が”できていない”あるいは”しない”ものでなければなりません。

顧客にとっての価値

プロポジションとは主張と提案という意味になります。
顧客にとって価値があり、その価値を認識できるものでなければありません。
「サービスを受ける事でこういう利益がある」と明示する必要があります。

挙げた自社の特徴の中で
①「競合に対して優位性」
があり、かつ
②顧客にとっての価値 両方を兼ね備えた特徴がUSPとなります。

例えば、 私たちKiiプロジェクトが提供しているWEBサービスですと、 USPが『素人でもWEBマーケティングができるWEBシステム』となります。

素人でも更新できるWEBシステムは、Wordpressなどの他社サービスとも競合しますが、 ”素人でもWEBマーケティングができる”部分を加えると、競合に対して優位性があり、サービスを受けるユーザーから見ても光る特徴になります。

WEBでのUSPの活用例

ファーストビューに掲載する

ファーストビューについては以下のURLをご覧ください。
サイトの離反率を左右するファーストビューとは?重要な理由とポイントを解説

ホームページのファーストビューにどんな情報を載せていますか?

  • サービス情報
  • 理念や会社が目指しているもの
  • 一番押したいキャンペーン

お客さんに今伝えたいことを載せたい、というのが本音だと思います。
しかし、ここは見にくる側の目線、ユーザー目線がとても大切です。

伝える側にとっては、唯一の自分が伝える場ですが、
ユーザー側にとっては、無数にあるサイトの中の一つです。

一般的にユーザーはファーストビューを見て「このWEBサイトが自分にとって必要かどうか?」を3秒で判断すると言われています。

そのファーストビューが情報量が多すぎたり、なおかつ他社との違いを掲載していない場合、ユーザーが「このサイトは私の悩みを解決してくれるものではない」と判断され、サイトの離反につながる恐れがあります。

ホームページのファーストビューに他社との違いや強みを掲載し、ユーザーの心をつかみましょう。

見にくいファーストビューの改善方法は以下のURLをご覧ください。

見にくいファーストビューの改善ポイント!具体例をまじえて解説いたします!

まとめ

ここまで、競合に対して、自社の優位性を表すUSPを見ていきましたが、 どうやってうちのUSPを見つけたらいいのか? という疑問もあると思います。

最後に自社のUSPを見出すかんたんな方法を紹介していきます。

この答えは、とてもシンプル。

ズバリ、自社のいいところは、顧客に聞くです。

「なぜうちと契約していただいたんですか?」

「うちに求めるものは何ですか?」

お客様にヒヤリングすることです。

自社の特徴、尖っている部分を明確にしていき、 ページを開いたすぐの部分にそれを訴求していくことで、 無数の選択肢の中から選んでもらえるHPに育てていってください。