SNSは、インターネット上で複数の人と交流することができるツールです。
Social Networking Serviceの略称で、「ネット交流サービス」と呼ばれることもあります。
一般的によく使われるSNSには以下のようなものがあります。
- LINE
- Youtube など
今やホームページと並んで企業や店舗のPR・販促には欠かせないツールであり、
効果的に顧客層・潜在層に届けるためには、それぞれの特徴や利用者層を理解することは不可欠です。
ここでは、各SNSについて、それぞれの特徴・利用者層・メリット等についてお伝えします。
目次
LINE
LINEの特徴
LINEは、日本国内の人々の生活に浸透しており、生活インフラとして定着しています。
国内で最も利用者の多いSNSです。
LINEのメリット・できること
- 店舗・企業のアカウントの友だちになったユーザーに対して、トーク画面からメッセージ形式の情報発信。(クローズドな1 to 1コミュニケーションによる深い繋がりを実現可能に)
- 生活インフラとして多くの人が利用しており、ユーザー側にとっても企業側からの情報を受け取りやすい。
- アカウントは3種類(未認証アカウント・認証済アカウント・未認証アカウント)
それぞれ所定の審査を通過することでバッジが付与される仕組み
- 価格プランも3種類(フリープラン・ライトプラン・スタンダードプラン)
- 希望文字列をIDとして取得可能(別途所定の費用の支払いが必要)
- 来店などで接点をもったユーザーへのCRM施策(顧客関係管理)
クーポン配布などが多い
Twitterの特徴
リアルタイムに今起きていることをすぐにキャッチして、趣味・関心が共通する人同士の「フォロー」や「リツイート」機能で拡散できるのが特徴です。そのため、ニュース速報や災害情報をTwitterを利用して発表するケースも多いです。
Twitterのメリット・できること
- 投稿が140字以内なので手軽に利用できる短文コミュニケーション
- #(ハッシュタグ)や関心度順表示など、趣味・関心で繋がれる。
- 日頃から利用しているユーザーが多く、1日の中でも複数回確認されている為、リアルタイムの情報発信(期間限定のセール情報、急な休業情報など)に最適。
- リツイート機能による拡散性が高い
- Twitterノリを活用することで親近感をもってもらえる(炎上には要注意)
- 24時間で投稿が削除されるテキスト、画像、動画形式で投稿できるフリート機能でより手軽に投稿可能に。
Facebookの特徴
全世界でのユーザー数の多さが突出しているSNSです。
企業のアカウント運用には、「Facebookページ」の作成が必要です。
ビジネス目的で自己紹介の情報を公開して使われたり、ビジネスシーンでの活用も多く見られます
Facebookのメリット・できること
- 13 歳以上であれば誰でも会員になることができます
- 実名登録が原則により投稿(情報)の信頼性が高いので、炎上騒動が起こりにくい。
- 長文投稿できたり、画像有無も選択できるなど、表現の自由度が高い。
- Meta Business Suite画面からは投稿予約ができたり、インサイトも充実している機能面の高さ。
- イベントの告知、参加者の募集をFacebook上で完結できるので、企業の広報ツールとしても積極的に活用できる。
広告のターゲティング精度が高い
Instagramの特徴
Instagramは略して「インスタ」とも呼ばれ、「インスタ映え」と言われるように、とにかく写真に特化したSNSです。
企業の活用で言えば、シェア機能がほとんどないため拡散性は弱いものの、幅広い世代に情報収集ツールとして使われており、「後で見返したい!」「友達にこれを教えたい!」といった独自性の高いコンテンツを供給できるかが鍵となります。
Instagramのメリット・できること
- フィルター加工できる「フィード」投稿は、フルスクリーンではなく一定の枠内に表示され、削除しないかぎりアカウントのプロフィールに残るので、ブランドや商品の認知度アップや新情報の拡散が可能。
- フルスクリーンで表示され、保存しないかぎり24時間で消えます「ストーリーズ」投稿は、ステッカー、絵文字、GIFなどの楽しいクリエイティブツールを使って投稿する写真や動画を加工することもでき、コミュニティとの関係を深めるのにも役立つ。
- 投稿に付けられたハッシュタグを使うことで、手軽にハッシュタグ検索できる。
- 「インスタライブ」生中継の動画の中でリアルタイムのコミュニケーションが楽しめる。
YouTube
YouTubeの特徴
検索エンジン大手のGoogle が提供している世界最大の「動画投稿で交流するSNS」です。
基本、無料で動画の投稿や閲覧ができたり、また、無料の会員登録することで、動画に対し評価をしたり、コメントを投稿したりもできます。全世界で毎月20 億人以上が利用しており、1 日 当たりの動画視聴回数は、数十億回にのぼります。
YouTubeのメリット・できること
- 基本無料で動画の投稿・閲覧ができ、運用自体に費用が発生しない。
- 世界最大の動画SNSなので世代を超えてユーザー数が多い
- Googleアカウントでログインすることで、動画に対しての評価やコメントができるので、コメント欄を通した双方向コミュニケーションが可能に。
- お気に入り追加やチャンネル登録・ライブラリ作成などもできるので、視聴者と密な関係を築きファン化を促すことができる。
- 動画投稿なので、文章や画像だけでは伝えきれない情報も表現しやすい。
- YouTubeカードという機能や、動画概要欄、チャンネル概要欄など、CTAに有効な機能。
- 無料で提供されているアナリティクスの機能が充実している。
まとめ
ソーシャルメディアマーケティングは、勢いのあるメディアを導入すればよいというものではありません。各メディアの特性を理解し、自社の目的に沿ったものを選択することが重要です。
今回の記事では、大まかな特徴やメリットなどについて説明しましたが、より詳しいユーザー分布や機能面での特徴、運用ポイントなどについては、こちらの記事:SNSのユーザー特性についても合わせてお読みください。
自分たちが提供するサービスとマッチするか、そのサービスを届けたいユーザーと出会えるかなど、実際の利用シーンをイメージして、使用するソーシャルメディアを選びましょう。