「検索ネットワーク」という言葉、管理画面でよく見かけますが、
具体的に「どのサイトの、どの場所に」広告が出るのか
イメージしづらいですよね。
結論から言うと、あなたの広告はGoogleの検索結果だけでなく、Googleマップ、ショッピング、YouTube、さらにはGoogleと提携している外部のWebサイトにまで表示される可能性があります。
この記事では、意外と知られていない「検索ネットワーク」の正体と具体的な表示場所をサクッと解説します。
目次
1. そもそも「検索ネットワーク」とは?
Google広告の「検索ネットワーク」とは、ユーザーが何かを検索したときに広告を表示できる場所の集合体(グループ)のことです。
大きく分けて、以下の2つのグループで構成されています。
- Google 検索サイト(Googleが直接運営しているサイト)
- Google 検索パートナー(Google以外の提携サイト)
それぞれ具体的に見ていきましょう。
2. 具体的な表示場所①:Google 検索サイト
これは想像しやすい場所です。Googleが提供しているサービス内の検索結果に表示されます。
Google 検索(Web検索)
場所: 検索結果画面の最上部(最大4枠)や最下部。
見た目: 「スポンサー」というラベルが付いたテキスト広告。
Google ショッピング
場所: 検索結果の「ショッピング」タブや、通常検索結果の上部・右側。
見た目: 商品画像と価格がセットになった広告。
Google マップ
場所: マップで「近くのカフェ」などを検索した際のリストや地図上。
見た目: ピンやリストの上部に表示される店舗情報。
Google 画像検索
場所: 画像検索の結果一覧の中。
Google Play
場所: アプリストアでの検索結果。
ポイント:
普段何気なく使っている「Googleマップ」や「画像検索」も、実は検索ネットワークの一部なんです。
3. 具体的な表示場所②:Google 検索パートナー
ここが少しややこしいですが、重要なポイントです。
Googleは、Google以外の何百ものWebサイトとも提携しており、それらのサイト内にある「検索機能」を使った際にも広告が表示されます。これを「検索パートナー」と呼びます。
YouTube
意外かもしれませんが、YouTube内の検索バーでキーワード検索をした際の結果にも表示されます。
その他のWebサイト
Googleの検索エンジンシステムを借りてサイト内検索を提供している、大手ポータルサイトや専門サイトなど。
(※具体的なサイト名はGoogleによって常に入れ替わるため公表されていませんが、livedoorやgooなどの大手サイトがパートナーだった実績があります)
4. どんなふうに表示されるの?
基本的には、ユーザーが入力した「検索キーワード」に連動して表示されます。
- テキスト広告: 見出し、URL、説明文だけのシンプルな広告。
- ショッピング広告: 商品写真、価格、店舗名が入った広告。
- 動的検索広告: サイトの内容に基づいて自動生成される広告。
ユーザーは「何かを探している状態(検索中)」なので、ディスプレイ広告(バナー広告)に比べて、今すぐ情報を欲している意欲の高いユーザーにアプローチできるのが特徴です。
まとめ:設定を確認してみよう!
Google広告の検索ネットワークは、単に「ググったとき」だけに出るものではありません。
- Google検索そのもの(Web、地図、画像、ショッピング)
- 検索パートナー(YouTubeや提携サイト)
この広範囲をカバーしています。
もし、「予算が少ないから、まずはGoogleの検索結果だけに絞りたい」という場合は、キャンペーン設定のネットワーク部分で「Google 検索パートナーを含める」のチェックを外すことで、配信先をGoogle本体のみに限定することも可能です。
まずは自社の広告がどこに出ているか、設定を見直してみてくださいね。
出典・参考資料
本記事は以下のGoogle公式情報を元に作成しています。
- 引用箇所: 検索ネットワークの定義、表示される場所(Google 検索サイト、検索パートナー)、広告の掲載場所の詳細について
- サイト名: Google 広告 ヘルプ
- URL:
