Google Search Console(サーチコンソール)を使っていて、「自社のブランド名を含む検索(指名検索)」と「それ以外の検索(一般検索)」を分けて分析したいと思ったことはありませんか?
この記事では、Search Consoleにおけるブランド分析のための機能がいつ追加され、どのような意図で導入されたのか、その背景と活用法を分かりやすく解説します。
目次
結論:ブランドフィルタリング(正規表現)はいつ追加されたのか?
Search Consoleのパフォーマンスレポートで、柔軟なブランドフィルタリングを可能にする「正規表現(Regex)」機能は、2021年4月に追加されました。
それ以前のSearch Consoleでは、「次を含む」「次を含まない」という単純なフィルタリングしかできず、複数のブランド名の表記揺れ(例:アルファベットとカタカナ)を一度に抽出したり、複雑な除外設定を行ったりすることは困難でした。
追加された意図と目的
Googleがこの機能を追加した主な意図は、ウェブサイト運営者がより高度で柔軟なデータ分析を行えるようにするためです。
ブランド検索と非ブランド検索の分離:
ユーザーがすでにあなたのサイトを知っていて検索したのか(指名検索)、課題解決のために検索して偶然見つけたのか(非指名検索)を明確に分けることができます。
表記揺れの網羅:
例えば「Google」「グーグル」「ぐーぐる」のような複数のパターンを1つのフィルタでまとめて抽出できるようになりました。
ショッピング設定の「ブランド」機能
もしあなたがECサイトを運営していているのなら、それは2024年2月頃に強化された「ショッピング」関連の設定もあります。
GoogleはSearch Consoleの[設定]内に、サイトが所有するブランド情報を定義する機能を追加しました。これには以下の意図があります。
ブランド所有権の明確化:
ナレッジパネルやショッピングタブ(Merchant Center連携)において、正確なブランド情報を表示するため。
リッチリザルトの精度向上:
検索結果における商品の見え方を最適化するため。
具体的な活用方法(正規表現フィルタ)
ここでは、最も一般的な「検索パフォーマンスレポート」でのブランドフィルタリングの手順を解説します。
1. ブランド名を含むクエリ(指名検索)を抽出する
自社ブランド名が「BrandName」で、カタカナ表記が「ブランド名」の場合、以下の手順で抽出できます。
- Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開く。
- 「+ 新規」をクリックし、「クエリ」を選択。
- フィルタの種類で「カスタム(正規表現)」を選択。
- 「次と一致する(正規表現)」の欄に
BrandName|ブランド名と入力する(|は「または」を意味します)。
2. ブランド名を含まないクエリ(非指名検索)を抽出する
新規ユーザーを獲得するためのSEO施策を分析するには、ブランド名を除外する必要があります。
- 上記と同様に「カスタム(正規表現)」を選択。
- ドロップダウンから「一致しない(正規表現)」を選択。
BrandName|ブランド名を入力して適用。
まとめ
Search Consoleにおける「ブランドフィルタリング」は、専用のボタンがあるわけではなく、主に正規表現フィルタ(2021年4月追加)を活用して行う分析手法です。この機能により、指名検索と非指名検索を切り分け、より戦略的なSEO分析が可能になりました。
まだ使ったことがない場合は、ぜひパフォーマンスレポートのフィルタ設定から「カスタム(正規表現)」を試し、自社のブランド力がどれくらい検索流入に貢献しているかを確認してみてください。
