ポータルサイトってなんだろう?

2022年1月12日

こんにちは、株式会社office masui WEBディレクターの山本です。

皆さんは「ポータルサイト」という言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがある、という方の中にも、「言葉は聞いたことがあるけどよく分からないなあ」という方も多いと思います。

今回はポータルサイトの説明や、自社サイトとの関わり方を解説していきます。

ポータルサイトとは

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ざっくり説明すると、集客など目的に作られる、様々なサイトの情報やリンクがまとまったサイトのことです。

検索サービスを提供していたサイトが、同ジャンルのWEBサイトのリンクをカテゴリのようにまとめたことから「ポータルサイト」という概念が生まれました。

その後、検索サービス以外にも同ジャンルのお店をまとめたようなサイト・サービスが生まれたため(例:ぐるなび)、一口に「ポータルサイト」といっても少し広い意味があります。

大手ポータルサイトでは多数のユーザーの需要に合わせた情報やサービスが提供されるため、閲覧数やユーザー数などが非常に高く、SEOにおいて非常に強いサイトが多いという特徴があります。

どんな種類のサイトがあるの?

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多様なポータルサイトですが、特徴によってある程度分類が可能です。
ここでは実例とともに特徴を紹介していきます。

総合型ポータルサイト

ニュースや天気情報、株価など、生活に便利な情報が多数掲載されるサイトになります。
その特性上、運営にかかるコストが非常に多くかかるため、大企業でないと運営は難しいです。

例)
Yahoo!Japan

地域型ポータルサイト

ある地域の情報に限定したポータルサイトになります。
観光地の情報やグルメ、イベントの情報など地域性の高い情報が多く載っています。


行政のサイトがそのままポータルサイトとなっている場合や、地元の民間企業が運営している場合もあります。


例)
奈良市観光協会
日刊Webタウン情報ぱーぷる

専門型ポータルサイト

ある1つの分野や業種に特化したポータルサイトです。
特定の情報に絞り込んでいるため、「奈良 美容師」などのワードで検索したときに必ず上位に表示されるほどSEOが強いです。


また予約機能や店舗HPへのリンク誘導は月額費用が必要な場合も多いです。

例)
indeed
ぐるなび
ホットペッパービューティー
EPARK

ブログポータルサイト

ブログサービスの運営元が提供しているサイトです。
そのサービス内でのアクセス数ランキングや、運営元がピックアップした記事が表示されます。


例)
fc2ブログ
アメブロ

自社のホームページとポータルサイトの関わり方

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上記に挙げたポータルサイトの種類の中で、自社サイトに大きく関わるのは専門型ポータルサイトになります。
飲食店や美容系のお店であれば、ホームページは持っていないがポータルサイトには登録しているというケースも多くあります。

「ポータルサイトへ登録すべきか悩んでいる」という方のために、登録に関するメリット・デメリットを以下に挙げます。

ポータルサイトに登録するメリット

  • ポータルサイト自体のSEOが非常に強いため、既存の検索では拾えない顧客を獲得できる可能性がある。
  • 「ぐるなび」や「ホットペッパービューティー」のように、「居酒屋を探すときはここを使う」「美容院を探すときはここを使う」という形でそもそも自然検索をしないユーザーも多いため、機会損失を減らすことができる。
    (そもそも目に止まらないと選ばれない)
  • ポータルサイトによっては、予約機能などのお店の運営に便利な機能が提供される場合がある。
  • ポータルサイト独自のクーポンがあるなど、集客力アップに繋がる。

ポータルサイトに登録するデメリット

  • 登録に費用(イニシャル・ランニング)がかかる場合がある。
  • 予約機能などは別で費用がかかる場合がある。
  • ポータルサイトの中で上位表示されるとは限らない。(※)
  • クーポンは初回利用限定の場合が多く、新規顧客は獲得できてもリピーターになりにくい。
  • 画一的なデザインのため、自社の良さや特徴を表現しきれない場合がある。

※…上位表示させるにはポータルサイト内の広告枠を買うか、より月額費用が高いプランに登録する、といった方法が必要な場合が多いです。

これらのメリット・デメリットを簡潔にまとめると、
ポータルサイトは新規顧客の獲得に有用だがコストが多くかかる場合があり、かつリピーターを作りづらい
ということが言えます。

ポータルサイトとの関わりとしては、自社サイトのSEOやMEOの成長やSNSの活用によって集客力をアップし、ポータルサイトに依存しないサイト運営を目指すのが良いと思います。

とはいえ新規顧客獲得や便利な機能にコストをかけるのは正しいと思いますので、ケースバイケースで最適な手段を取れるといいですね。