SEOとはサイトを「検索したユーザーが求めている情報が掲載されている状態」に最適化を行い、特定キーワードでの検索結果での上位表示を目指すマーケティング施策を指します。
目次
検索エンジンの仕組みを理解しよう
検索エンジンは世界に存在する無数のホームページを日々収集しています。
まずクローラーと呼ばれるロボットがホームページを巡回し情報を収集します。
これをクローリングと呼びます。
その次に収集した情報をインデックス(データベースに登録)することで初めてページの存在が認識されます。
そしてインデックスされた情報をもとに評価を行い検索順位を決定します。
※この時点でインデックスされない場合は、そのページかホームページ自体に問題を抱えている可能性があります。
ユーザーがキーワードで検索すると、キーワードの意味や検索意図を分析しデータベースから最適なページを検索結果として生成します。
もしユーザーが自社サービスに関わるキーワードで検索した場合、検索エンジンがユーザーの検索意図に最適なページが自社のWEBページの場合に上位に表示される仕組みです。
サイトをリニューアルしたり、新しいページを公開した場合、クローラーの巡回から順位付けの過程があるため、検索順位や流入数に影響がでるまで時間がかかるのはこれが理由です。
検索エンジンの仕組みを理解することでページがインデックスされないこと自体が問題点になり改善の施策を行う判断材料となります。
Google 検索における情報の整理方法
引用元:Google Search
検索ユーザーの行動を理解しよう
SEOは検索エンジンへの対策だけではいけません。
ユーザーがどのような検索行動をおこなうか考える必要があります。
ユーザーは情報を取り込みながら検索を繰り返し、目的の店舗や商品を見つけ、予約や購入を行えば検索を終了します。
友人からの口コミで店名を直接検索する場合や、一度検索を行い改めて別の日に再度検索する場合もあります。
自社サービスの予約や購入といった成約につながったキーワードを把握しながら、ユーザーが求めている情報を掲載していく必要があります。
Google広告 ユーザーの検索内容を把握する
引用元:Google広告
Googleが実現したいことを理解しよう
Googleでは、「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」という理念を掲げています。
ユーザーが検索した内容に満足できる結果を得て、検索を終了するまでの精度を高め、品質向上を目指しています。
要はユーザーである人間にとって良いと思う物を提供できるように改良しています。
自社サイトを運営中の方は、検索したユーザーのことを第一に考えサイトを最適化していくことが結果的にSEO対策につながっていくことを意識しましょう。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
引用元:Googleについて
SEO対策とのメリットとデメリット
SEO対策のメリット
費用対効果に優れている
リスティング広告※で流入を獲得していくためにはクリック数に応じて費用をかける必要があります。
しかしSEO対策をおこなえば、アクセス数に応じて費用が発生する事がありませんので、上位表示される期間が長ければ長いほど費用対効果が高まります。
※リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される広告です。
自社サービスの認知向上につながる
SEO対策を行い、検索結果で上位表示された場合
- 自社サービスの認知向上
- 検索ユーザーとの接点が増加し、成約率が向上
が見込めます。
月間の検索数が多いワードで上位表示を達成していると、サービスのブランド力を示す一助になります。
サイトが資産になる
SEO対策を行う上で欠かせないのは良質なコンテンツの追加です。
良質なコンテンツは自社サイトに残り続ける大きな資産になります。
SEO対策のデメリット
専門知識が必要
SEO対策は、検索エンジンに関する知識や技術 そしてユーザーの動向などを予測するマーケティングのセンスが必要となります。
またページ制作では法に触れないようにすることなど、コンテンツによって高い専門性が求められます。
例:歯医者での医療広告ガイドライン遵守 など
上位表示までに時間がかかる
SEO対策では効果が表れるまで時間がかかり、どれくらいの期間で効果がでるのか予測しづらいデメリットがあります。
metaタグやタイトルを変更するだけで順位が上がることもあれば、サイトの構造変更(内部リンクの設置やページの追加)を行っても向上しない場合もあります。
また、変更を行ったことで順位が下がってしまう場合もあり、上位表示までの道のりは時間がかかるといえます。
Googleのアップデートで順位が変動してしまう
Googleでは、検索結果の順位に影響を与えるアップデートを定期的に行っています。
アップデート後は、今まで検索結果の1ページ目にあったものが下降してしまったり、その逆に今まで上位表示できてなかったページが1ページ目に上がったりと、激しく変動する場合があります。
必要なSEO対策とは?
自社サイトで検索ユーザーの満足度を得るために、ユーザーが探している情報を提供することはもちろん、画像などを使い解りやすいページ制作を意識する必要があります。
ホームページ自体が使いやすいことも重要です。
例えば、「スマートフォンでアクセスしたのにPCサイトの形で表示され見にくい」などはユーザーにとって使いにくいサイトとなります。
現在はPCよりスマートフォンで検索されることが主流になっているためモバイルでの検索に対応したレスポンシブデザイン※に変更する必要があります。
※閲覧ユーザーが使用するデバイスの画面サイズに応じて表示を最適化するデザイン
また、ユーザーが求めている情報をしっかり提示できているか?
そのページはどれくらいの時間見られているか?
などを把握しページのブラッシュアップ、必要であれば新ページを公開して検索意図に沿ったサイトづくりが必要となります。
まとめ
いかがでしたか? 今回はSEOって一体なに?という初心者の方にむけて検索エンジンの仕組みやGoogleの考え方をご紹介いたしました。
SEOはサイトの規模やサービスによって対策が大きく異なります。
まずはじめに「検索ユーザーが求めている情報を提供する」ことを意識してページの制作を行ってみてはいかがでしょうか?