「最近よく聞く『AIモード』って、結局どういう仕組み?」 「AIが言うことって、どこまで信じていいの?」
そんな疑問、持っていませんか? AIがどんどん身近になっていますが、中身がどうなっているのか、ちょっと不安に思うこともありますよね。
この記事では、AIモードの基本的な仕組みと、情報の信頼性を見極めるコツを、誰でも分かるようにサクッと解説します!
AIモードの「仕組み」って?
すごく簡単に言うと、AIモードは「超高性能な予測マシン」です。
- 大量のデータを学習: インターネット上の膨大なテキストや画像、プログラムコードなどを、AIは事前に「学習」しています。教科書を何億冊も読んでいるようなイメージです。
- 「次に来る言葉」を予測: 私たちが質問や指示(「プロンプト」と言います)を入力すると、AIは学習したデータの中から、「この質問には、どの言葉を続けるのが一番それらしいかな?」と確率的に予測して、文章を組み立てていきます。
ちょっと専門用語
この仕組みを「大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)」と呼ぶことが多いです。たくさんの言葉(言語)を学んだ(モデル)、そのままの意味ですね!
生成AIは「意味」を理解しているというより、膨大なパターンを記憶して、次に来る可能性が最も高い言葉を選んでいる、と考えると分かりやすいかもしれません。
AIの情報は「信頼」できる?
さて、本題です。AIが教えてくれる情報は、どのくらい信じていいのでしょうか?
結論から言うと、100%鵜呑みにするのは危険です!
AIはとても便利ですが、万能ではありません。注意すべき点が2つあります。
- 情報が古いことがある AIが学習したデータは、リアルタイムのものではありません。「2023年までの情報で学習しました」というAIも多く、最新のニュースや出来事には対応できない場合があります。
- 平気で「ウソ」をつく(ハルシネーション) これが一番厄介です。AIは、知らないことや間違った情報でも、あたかも事実であるかのように自信満々に答えることがあります。
 これを専門用語で「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。AIは「事実かどうか」を判断するのではなく、「それらしい答え」を作ることを優先してしまうため、こうした現象が起こります。
まとめ
AIモードを賢く使いこなすためのポイントをまとめます。
- AIモードは、大量のデータから「次に来る言葉を予測」して答えを作っている。
- 情報は古かったり、間違っていたりする(ハルシネーション)可能性がある。
AIの答えは、あくまで「たたき台」や「ヒント」として活用しましょう。 特に重要な情報や正確さが求められる場面では、AIの答えを鵜呑みにせず、最後は必ず自分で信頼できる情報源(公的機関のサイトや専門家の記事など)で事実確認(ファクトチェック)をするクセをつけることが大切です。
AIを「便利なアシスタント」として、上手に付き合っていきましょう!
参考資料
- 総務省 令和5年版 情報通信白書- AIの技術動向や社会への影響について、国の公式な見解がまとめられています。
 
- 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)- AIの安全性や倫理に関するガイドラインなど、専門的な情報が公開されています。
 
