MacのQuickTimeとiPhoneのボイスメモを併用する手法は、バックアップの観点からは確実ですが、ファイル管理や文字起こしの手間を考えると効率的とは言えません。
現在の技術では、オンライン会議なら機材不要で完全自動化が可能であり、対面会議や電話でも専用デバイス一つで劇的に効率化できます。
目次
【オンライン会議】機材不要、Google Meet純正機能が「正解」
Google Meetで行う会議については、外部のマイクやボイスレコーダーは不要です。
Googleが提供しているGeminiの純正機能を使うことで、「カレンダーに直接議事録が入る」唯一かつ最強の解決策です。
解決策:Geminiの「代わりにメモをとって(Take notes for me)」
Google WorkspaceのGeminiアドオンやGoogle One AI Premiumプランに含まれる機能です。2025年現在、日本語の精度も実用レベルに達しています。
- カレンダー完全連動: 会議終了後、生成された議事録ドキュメントがGoogleカレンダーの予定に自動添付されます。
- 手間ゼロ: 録音データのアップロードや貼り付け作業は一切発生しません。
使い方:
Google Meet画面右上の「ペン」アイコン(Gemini)をクリックし「メモを開始」を押すだけです。カレンダーから作成したmeetであれば、自動で議事録が残ります。

【電話・対面会議】iPhoneユーザーなら「PLAUD NOTE」一択
「電話の通話内容も記録したい」
「対面会議も記録したい」
かつ
「iPhoneを使っている」。
この条件であれば、
物理的なAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウドノート)」
の導入が最も合理的です。
※当社では検討中で、iPhoneのボイスメモか、Macの録音機能(Quicktime)を使ってます。
なぜPLAUD NOTEなのか?
iPhoneやGoogle Pixelなどの純正アプリで通話を録音しようとすると、相手に「録音しています」というアナウンスが流れてしまうケースが多々あります。PLAUD NOTEはこの問題を解決します。
- 相手に通知されない(重要): MagSafeでスマホの背面に貼り付け、骨伝導(振動)センサーで音声を拾うため、システム上の録音通知が相手に流れません。
- 対面会議もOK: スイッチを切り替えれば、高性能ボイスレコーダーとして機能します。
- AI要約: 専用アプリに転送すると、OpenAI(GPT-4o等)が即座に「議事録形式」や「マインドマップ」にまとめます。
カレンダー連携のフロー
- 録音・要約完了後、アプリで「共有リンク(Web URL)」を発行。
- そのURLをGoogleカレンダーの該当する予定の「メモ欄」に貼り付け。
QuickTimeの重いデータを扱うのに比べれば、URLを一つ貼るだけなので管理コストは激減します。
【スマホ買い替え】Androidにするなら「Galaxy」が有力
もしスマートフォン自体をAndroidに変更可能で、かつ「電話の自動録音(アナウンスなし)」を重視するなら、Google PixelよりもGalaxyシリーズが適しています。
- Galaxyの強み: 日本国内版のGalaxyは、標準の電話アプリに「通話の自動録音機能」が搭載されており、相手にアナウンスを流さずに全通話を自動保存できます。
- Pixelの注意点: Google Pixelの純正電話アプリは、録音開始時に「この通話は録音されています」という音声が双方に流れる仕様です。
連携フロー:
Galaxyで録音したデータ(m4aファイル等)を、文字起こしアプリ(CLOVA NoteやGoogleのレコーダーアプリWeb版など)に投げてテキスト化し、そのリンクやテキストをカレンダーに貼る運用になります。
まとめ:あなたの環境に合わせた最適解
現在の「Mac + iPhone」という環境を活かすか、Google機能にフルベットするかで選択が変わります。
| シチュエーション | 推奨ツール/機材 | 具体的なアクション | カレンダー連携 | 相手への通知 |
| Google Meet | Gemini (Workspace機能) | Meet画面で「メモを開始」 | 全自動 | 表示あり(アイコン) |
| 電話 (iPhone/Pixel) | PLAUD NOTE | スマホ背面に貼り付けスイッチON | URLをコピペ | なし (骨伝導録音) |
| 電話 (Galaxy) | Galaxy本体機能 | 設定で「自動録音」をON | ファイル/テキストを手動管理 | なし (標準機能) |
