ブログに「この記事を書いた人」という紹介文とともに著者情報が掲載されている記事を見たことがあるのではないのでしょうか?
著者情報はブログの発信において、記事の信頼度を左右する重要な項目です。
今回は著者情報のSEO効果と掲載するべき情報、記述方法をご紹介いたします。
目次
著者情報掲載のSEO効果
著者情報の掲載はSEOに好影響を与えます。 その理由はGoogleが2018年に公開した検索品質評価ガイドラインで記載されたE-A-Tの項目にあります。
9.2 評判とE-A-T。ウェブサイトやメインコンテンツのクリエイターか?
ページ品質の評価を行うには、Webサイトメインコンテンツのクリエイターの両方の評判とE-A-Tを考慮する必要があります。
引用元:検索品質評価ガイドライン
E-A-Tとは?
EATとはGoogleが定めた3つの評価基準のイニシャルを使った造語です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
Googleではページの品質を評価するために上記の項目を重要視しており、SEOを行う上で大切な考え方となります。
詳しくはE-A-Tとは?具体的な7つの対策をご紹介しますをご覧ください。
著者情報を掲載することでE-A-Tが高まる
記事の「評判」「専門性」「権威性」「信頼性」を考慮し、閲覧しているユーザーに安心感を与えることで、検索順位が上がる仕組みになっています。
特に抑えておきたいポイントとしては
- 誰が書いているのか?
- 著者は信頼できる人か?
- 筆者は記事分野の専門家なのか?
- 記事の情報が信頼に値するものなのか?
- 記事の責任者は誰なのか?
を意識する必要があります。
特に昨今ではYMYLと言われる「お金」「健康」「法律」に関するサイトではE-A-Tを非常に重視しているため、著者情報を必ず記載するようにしましょう。
YMYLについて詳しくは評価基準が厳しいYMYLとは?当てはまるジャンルを紹介!をご覧ください。
著者情報に掲載するべき情報
- 顔写真
- 名前
- 職業/会社役職
- 経歴
- 保有資格
- プロフィールページへのリンク
記事のテーマに対し著者がなぜ詳しいかという点を伝えることが重要です。
名前や職業、会社役職は絶対に入れておきたいポイントです。
また可能な限り顔写真を掲載し、「誰が書いているのか」を見せることも効果的です。
保有資格や経歴を掲載することで、見ている人の信頼度もアップします。
受賞歴や経験年数などを記載するのも効果的です。
著者情報のSEOに効果的な記述方法
ここではサイトのHTMLを触る専門的な話になります。
サイト制作に知識の無い方は、いつもお世話になっているWEB制作会社に依頼しましょう。
記事内に記述
記事の上部か下部に著者情報を表示しましょう。
ブログにサイドバーがあれば、サイドバーの上部でもかまいません。
プロフィールページの作成
記事と著者の関連性を認識させるために、著者情報を掲載する前に、プロフィールページを作る必要があります。
記事の著者情報とプロフィールページを紐付けることでSEOに有利に働くと言われています。
プロフィールページで詳しい経歴や保有資格を掲載し、記事に掲載する著者情報からリンクを貼りましょう。
会社サイトである場合、会社概要の中に代表者あいさつを追記し、そこに経歴や保有資格を記載する方法でもかまいません。
構造化マークアップ
構造化マークアップとはGoogleに正しくコンテンツ内容を理解してもらうための記述方法です。
ただ名前を記入しただけではGoogleは著者名として認識できませんが、構造化マークアップで記述することで名前を著者名として認識できるようになります。
設定できる項目は下記になります。
author(著者名)
jobTitle(役職)
affiliation(所属組織)
hasCredential(資格)
award(賞)
構造化マークアップはメタデータとして記載するため、一般のユーザーからは見られないようになっています。
こちらは専門的な知識が必要なため、管理会社に依頼してください。
まとめ
いかがでしたか?
著者情報は記事の信頼性を高め、見ている人に安心感を与える重要な項目です。
特にYMYLに当てはまる企業は必ず表示しましょう。