集客できるホームページに共通する7つの特徴を分かりやすく解説!

2022年12月19日

今や中小企業や個人事業主でもホームページを持つ時代です。

これまで集客と言えば、足を使った営業やチラシ、看板やマス広告などが中心でしたが、インターネットが普及したことで、Webからの集客がスタンダードになりつつあります。

しかし、いざWeb集客を始めてみても

「ホームページを作ったものの、アクセスや問い合わせが増えない…」
「そもそもホームページで集客できるの?」

というお悩みや不安を持っている方も多いのではないでしょうか。

ホームページを持つことはもちろん大切なのですが、ただホームページを作っただけではなかなか集客までたどり着けません。

この記事では「集客できるホームページ」の7つの特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。

この記事を読み、集客できるホームページのイメージを掴んでいただければ幸いです。

ホームページを作っただけでは集客できない?

先ほどもお伝えしましたが、ホームページをただ作っただけでは、なかなか集客まで結びつきません。

ホームページで集客をするためには以下二つの要素がとても重要です。

これができていなければ、ホームページは「インターネット上の名刺代わり」という役割だけで終わってしまいます。

ホームページで集客するために重要な二つの要素について詳しくご説明します。

検索結果で上位をとる必要がある

ユーザーが自社のホームページにたどり着くまでには「検索」をする必要があります。

例えば、SNSやWeb広告などでも集客していれば、そこから訪れる方もいるでしょう。しかし、それらをおこなっていなければ、ホームページへユーザーを呼び込むための頼みの綱は「検索」です。

例えば「パソコン 修理」というキーワード(検索窓に打ちこむ語句のこと)で検索した時に、あなたは検索結果をどこまで見るでしょうか?

だいたい上から5つくらい、見たとしても1ページ目くらい(上位10個)までではないでしょうか?

つまり、インターネットで検索した時に1ページ目になければ、ホームページを持っていたとしても、ほとんどユーザーの目に触れることがないのです。

そのため、ホームページで集客をするためには、検索結果で上位に表示させる必要があります。

後述しますが、検索結果で上位に表示させるためにおこなう施策を「SEO対策」と言います。

SEO対策は今後ホームページを運用していくにあたって切っても切り離せないものです。「SEO対策」という言葉と、概念だけでも覚えておきましょう。

ユーザーに行動させる必要がある

例えばホームページが検索結果で上位に表示され、アクセスが増えたとしても、ユーザーが行動しなければ、ただアクセス数が増えるだけで成果にはつながりません。

ただ認知させたい、という目的でホームページを運用しているのであればそれでもいいかもしれませんが、最終的にホームページを訪れた人に「問い合わせをしてほしい」「申し込みをしてほしい」「商品を買ってほしい」という目的がある場合、ホームページに訪れた人に行動をうながす必要がありますよね。

そのためには、ユーザーに響く言葉選びや、背中を押してあげるためのセールスを要所要所に入れておくことが大切です。

集客できるホームページに共通する7つの特徴

それでは、集客できるホームページに共通する7つの特徴について解説します。

集客できるホームページを作るためには、いずれも重要な要素です。

  • ゴール設定がされている
  • ターゲット設定がされている
  • ユーザーに役立つコンテンツが用意されている
  • デザイン性がある
  • SEO対策がされている
  • セキュリティ対策がされている
  • 定期的に更新され情報が新鮮である

ホームページをこれから作る方も、すでにホームページを持っている方も、これら7つの特徴をしっかりと把握し、集客できるホームページを目指しましょう。

ゴール設定がされている

集客できるホームページは「ゴール」が決まっています。

最初から集客するためにホームページを作っている場合は、まずこのゴールを明確にすることから始まるからです。

一般的にホームページのゴールで挙げられるものは以下のようなものが多いです。

  • 商品購入
  • 問い合わせ
  • 資料請求
  • 資料配布(無料のカタログや資料など)
  • メルマガ購読
  • 求人募集

商品購入のようなクロージングなのか、問い合わせ・資料請求・資料配布・メルマガ購読のような顧客リスト獲得なのか、または求人のためなのか、目的とするゴールを明確にする必要があります。

明確なゴールが設定されていなければ、ホームページに来た人をどのように導けばいいのかも分からなくなってしまうからです。

ホームページのゴールを決めて、そのゴールに向けた導線設計をすることが大切です。

ターゲット設定がされている

集客できるホームページにするためには、ゴール設定と同じくらいターゲット設定も重要です。

ターゲットは「30代の女性」といった漠然なものではなく、もっと絞り込んだ””にフォーカスしましょう。

例えば、パーソナルジムのターゲットが「30代の女性」では弱いです。30代の女性でも、状況や悩みはさまざまですよね。

試しに、30代の女性向けにパーソナルジムのサービスを提供すると考えたときに”たった一人のターゲットとなる人物像”を想像してみます。

30代女性向けパーソナルジムのターゲット

例:38歳の女性。結婚していて夫はサラリーマン。7歳と4歳の子どもがいて、自身はパートで働いている。産後戻らないままの体型を気にしていて、食事に気をつけたり、宅トレを頑張っているが、なかなか痩せないことに焦りを感じている。

育児もあり自分だけの時間があまりとれないため、ジムに通うのは難しい。

ここまで掘り下げてみるとどうでしょうか?一人の女性を想像できたのではないでしょうか?

ここまでターゲットが絞り込まれると、自然と「産後太りに効果的なオンラインレッスン」というようにコンセプトもはっきりし、ホームページの内容もターゲットに向けたものになります。

ターゲットの心に刺さる言葉や、セールスをおこなうことで成果につながりやすくなるのです。

ホームページ単体ではターゲットが絞りにくい場合は、自社が想定するターゲットごとにページを用意してもいいでしょう。

【ペルソナの考え方はこちらの記事をご参考ください】⇒https://kiiweb.info/blog/btob-persona-setting

ユーザーに役立つコンテンツが用意されている

ホームページに必ず必要なページとして「会社概要」「お問い合わせページ」「サービスページ」などがありますが、それだけではユーザーにとっては物足りません。

今はインターネットで何でも情報が得られる時代です。そのため、ほとんどのユーザーは自社を選ぶ前に比較をします。その時に、ユーザーに”選ばれる理由”が必要です。

自社のどこに魅力を感じるのか、他社と差別化できている点はどこかをホームページにも記載しておく必要はあるでしょう。

その他、お役立ちコンテンツとも言われるような”ブログ”でユーザーに役立つ情報を発信することで、より集客できるホームページへと近づけることができます。

この記事もそれにあたりますが、「どんな情報があればユーザーの役に立てそうか」を念頭に置いて、ブログを書くことも有効ですよ。

【ブログの書き方についてはこちらの記事を参考にしてください】⇒https://kiiweb.info/blog/seo/blog-seo

デザイン性がある

集客できるホームページはやはりデザイン性も高いです。デザインはただかっこいい、オシャレ、のような見た目の問題だけではありません。

ホームページにおいてのデザインは、ユーザーが使いやすく、分かりやすいことが一番大切です。

ホームページの中で、通常一番見られるのがトップページです。トップページを見て、「情報が探しづらい」「見た目がダサい」と思われてしまったら、離脱の大きな原因になります。

ホームページの中でも、特にトップページのデザイン性や情報の探しやすさには注意が必要です。

そしてまた、ここでもターゲット設定が効いてきます。男性、女性向けだけでなく、年代によってもデザインは変わってくるはずです。性別や年齢など、ターゲットに合わせたデザインも意識しましょう。

SEO対策がされている

前述しましたが、SEO対策とは「検索結果で上位表示させるための施策」のことを指します。

SEO対策を細かくお伝えすると膨大な量になってしまうので、ここでは割愛しますが、検索からのアクセスを頼りにするのであれば、最低限のSEO対策は必須です。

ホームページ全体へのSEO対策はもちろんのこと、ブログ1記事に対してもSEO対策は必要です。

自分で勉強してSEO対策を施すこともできますが、自信がない方はプロに依頼しましょう。

当社でもホームページへのSEO対策をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

セキュリティ対策がされている

インターネットを利用している人が誰しも脅威に思うのが、ハッキングや情報漏洩ではないでしょうか。

ホームページでセキュリティ対策がされていないと、ユーザーの情報が漏洩したり、通信内容を覗き見されるリスクがあります。

せっかくホームページに訪れてくれたユーザーの不利益になるようなことがあってはいけないので、セキュリティ対策は必ずおこないましょう。

最低限の対策としてSSL対策があります。SSL対策は「通信を暗号化する技術」で、通信者のプライバシーを保護するものです。

SSL対策はホームページ制作時に必ず設定しましょう。もしすでにホームページを持っている方で、ご自身でSSL対策できる自信がない…という方は、お気軽に当社へご相談ください。

お問い合わせはこちら

【SSLについて、詳しくはこちらの記事にまとめています】⇒https://kiiweb.info/blog/seo/ssl

定期的に更新され情報が新鮮である

集客できるホームページは、常に新鮮な情報が更新されています。

ホームページは作って終わり、ではなく、作ってからが始まりです。

数年前に更新が途絶えているホームページよりも、3日ごとに情報が更新されているホームページの方が、企業活動が活発であることが伺えますし、信頼性も増しますよね。

また、定期的に更新することで検索エンジン(Google)に認識されやすくなり、SEOへの効果も出てきます。検索上位を目指すためにも、情報の新鮮さは重要です。

集客できるホームページにするための4つの方法

集客できるホームページにするためには、ホームページ内だけで留まっているだけではなかなかアクセスは増えていきません。

もちろん、ページを充実させたり、コンテンツを追加することも大切ですが、それらの対策を終えた後はこれからご紹介する4つの方法でも集客を試みましょう。

SEO対策

この記事で何度かお伝えしている通り、ホームページでの集客においてSEO対策は必須です。

検索結果で上位に表示されなければ、検索からのアクセスはほとんど見込めません。

SEO対策は、テクニック的な部分も大きいですが、基本的には”ユーザーファースト”であることが重要です。

ユーザー目線のコンテンツを追加していき、ユーザーの満足度が上がれば自ずとSEOの効果も出てくるでしょう。

ブログ運用

ブログ運用もSEO対策に近いものがありますが、ホームページ内のページを増やすことで、ホームページへの入り口を増やせます。

ブログといっても、スタッフブログのような「今日のできごと」を書くのではなく、ユーザーに向けたお役立ち情報をまとめた記事のことです。今読まれているこの記事もブログ記事になりますね。

ユーザーが検索したことに対する答えを記事で用意することで、ホームページへのアクセスを増やす施策です。

記事を書くのに手間や時間、コストもかかりますが、書いたブログ記事は、ホームページの資産になりますよ。

SNS発信/SNS広告

一昔前まではSNSは個人が発信する場でしたが、今はSNS戦国時代。多くの企業が集客のためにSNSを使用しています。

若者の検索行動が、「ググる」から「タグる」に変わった、とも言われるように、人々の購買行動の中にSNSが組み込まれるようになりました。そのため、ホームページだけでなくSNSで発信していく重要性も高くなっています。

また、検索順位が上がるまでに時間がかかるSEO対策とはちがい、SNSは初動が速いです。投稿がバズれば、多くの人に認知を広げ、購買へとつなげることができます。

また、SNSは投稿だけでなく広告も出せるため、効果的にホームページへ送客することができます。

SNSによって、特性やユーザー層がことなるため、ターゲットに合ったSNSを利用しましょう。

【各SNSの特性についてはこちら】
https://kiiweb.info/blog/sns/about-sns

【各SNSのユーザー属性についてはこちら】
https://kiiweb.info/blog/sns/sns-user

リスティング広告

リスティング広告はGoogleの検索結果に出せる広告です。ここからホームページへ誘導します。

上図のように、検索結果の一番上に表示されるため、一番に目につきアクセスが見込みやすくなります。

広告費はかかりますが、うまくいけば効果が高い集客方法です。

しかし、キーワードの設定や料金設定など、初心者にとっては少しハードルが高いため、難しいようであれば代行会社に依頼するのもよいでしょう。

当社でもリスティング広告の運用代行をおこなっております。リスティング広告について知りたい方はお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

集客できるホームページに育てるために大切なこと

集客できるホームページを作るための方法を記載してきましたが、ホームページで集客することは簡単なことではありません。

しかし、今後Webの重要性はますます高まっていくでしょう。

なるべく早く集客できるようなホームページに育て、Webの時代を戦っていきましょう。

即効性を求めず継続する

集客できるホームページに育てるのは時間がかかります。一朝一夕ではできない、ということは念頭に置いておきましょう。

特に新規でホームページを作成した場合、検索エンジン(Google)に認識してもらうまで3ヵ月程度の時間がかかることもあります。

「最初の数か月はアクセスがないのが当たり前」と思い、ひたすらコンテンツ追加や更新に力を注ぎましょう。検索エンジンにホームページが認識された後も、継続的に追加、更新をおこなっていく必要があります。

検索エンジンの評価は、さまざまな要素が絡み合っています。

広告やSNSからの流入状況、ユーザーの離脱率、コンテンツの質などを加味して検索順位を決めているため、常にアップデートが必要です。

ユーザーファーストなコンテンツを常に意識して、長期的に取り組みましょう。

アクセス解析をし、効果検証を繰り返す

集客できるホームページに育てるためには、ホームページへのアクセスを解析し、その結果を元に効果検証を繰り返すことが大切です。

アクセスは増えてもゴールにたどり着いていなければ意味がないですよね。ユーザーによく見られているのはどのページなのか、どのページで離脱しているのか、などを解析し、それを元に効果検証を繰り返しましょう。

ホームページのアクセス解析には「Googleアナリティクス」と「サーチコンソール」を使うのが一般的です。

【Googleアナリティクスについてはこちら】⇒https://kiiweb.info/blog/analysis/googlenalytics-audience

⇒https://kiiweb.info/blog/analysis/googlenalytics-acquisition

⇒https://kiiweb.info/blog/analysis/googlenalytics-action

【サーチコンソールについてはこちら】⇒https://kiiweb.info/blog/analysis/searchconsole

競合調査をおこたらない

集客できるホームページを育てるには、競合調査も欠かせません。

すでに同じ業種でWeb集客が軌道に乗っている会社もあるでしょう。そういった会社は常にチェックしておきましょう。

どのようなコンテンツをあげているのか、順位を取っているキーワードはどんなものか、SNS運用の仕方なども観察してもいいかもしれません。

もちろん競合のパクリは絶対にしてはいけませんが、競合がどのようなキーワードで、どのようなコンテンツで集客しているのかを知ることで、自社が狙うべきところがつかめてきます。

まとめ

ホームページはただ「オシャレ」「かっこいい」だけでは、残念ながらなかなか集客にはつながりません。

インターネットから集客し、ゴールの成約へと導くためには、ホームページで集客するための正しい考え方を知っておく必要があります。

企業の売上を拡大していくために、今後Webを使った集客は不可欠です。

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