GoogleのAIリサーチツール「NotebookLM」は、手持ちの資料を読み込ませて要約や回答を生成できる強力なツールです。「無料でどこまで使えるのか?」「仕事で使っても大丈夫なのか?」と気になっている方も多いでしょう。
結論から言うと、個人の学習やライトな情報整理なら無料版で十分ですが、大量の論文調査や企業での業務利用には有料プラン(またはWorkspace版)が推奨されます。
この記事では、2026年時点での最新情報を基に、無料版の具体的な制限と、有料版が必要になるケースを事例別に解説します。
NotebookLM 無料版の制限(2026年最新)
まずは無料版(個人のGoogleアカウントで利用する場合)の基本スペックを見てみましょう。多くのユーザーにとって「使い切れないほど」の十分な枠が用意されています。
無料版の基本スペック
| 項目 | 無料版の制限 |
|---|---|
| ノートブック作成数 | 最大 100個 |
| 1ノートあたりのソース数 | 最大 50ファイル |
| 1ソースあたりの容量 | 50万文字(または200MB) |
| チャット質問回数 | 1日 50回まで |
| 音声概要(Audio Overview) | 1日 3回生成まで |
ここがポイント:
1つのノートブックにPDFを50個まで登録でき、それぞれのPDFが書籍1冊分(50万文字)あっても読み込めます。一般的な学習や資料整理でこの上限に達することは稀です。
有料プランが必要なのはどんな時?
NotebookLMには、個人向けの有料版「NotebookLM Pro(Google AI Premiumに含まれる)」や、企業向けの「NotebookLM Plus / Enterprise(Google Workspaceに含まれる)」が存在します。
以下のようなケースでは、無料版の限界を感じるため、有料版への切り替えが必要です。
ケース1:大量の文献を横断検索したい(研究者・専門家)
課題: 論文や専門書を100冊以上読み込ませて、そのすべてから回答を引き出したい。
判定: 有料版(Pro/Plus)が必要
無料版の上限は「1ノートあたり50ソース」です。数百のファイルを一度に扱いたい場合、ソース上限が緩和される有料プランが必要です。
- NotebookLM Plus(Workspace版): 1ノートあたり 100ソース
- NotebookLM Pro(個人サブスク): 1ノートあたり 300ソース
ケース2:1日中AIと壁打ちしたい(ヘビーユーザー)
課題: 1日に何十回も質問を繰り返したり、講義資料ごとに毎回「音声概要(ポッドキャスト風まとめ)」を作りたい。
判定: 有料版(Pro)が推奨
無料版のチャット制限(1日50回)や音声生成制限(1日3回)は、集中して作業すると意外と早く到達します。Pro版であれば、チャットは1日500回以上、音声生成も1日20回以上と大幅に緩和されます。
ケース3:会社の極秘資料を扱いたい(ビジネス利用)
課題: 社外秘のマニュアルや顧客データを読み込ませて分析したい。
判定: Google Workspace版(Plus/Enterprise)が必須
無料版(個人の@gmail.com)でも「データは学習に使われない」とされていますが、企業としてのガバナンスや管理機能を求めるならWorkspace版を利用すべきです。
- データ保護: Workspace版は、入力データがAIモデルの学習に利用されないことが契約レベルで保証されます。
- 管理機能: 社内での共有範囲の制限や、アクセスログの管理などが可能です。
まとめ:あなたにおすすめのプランは?
NotebookLMは無料版の完成度が非常に高く、まずは無料で使い始めるのが正解です。利用目的によって、以下のように使い分けましょう。
- 無料版がおすすめ: 学生、個人の学習、趣味の調査、とりあえず試してみたい人。
(制限:ソース50個/ノート、チャット50回/日) - NotebookLM Pro(個人有料)がおすすめ: 論文を大量に読む研究者、1日中使い倒したいヘビーユーザー。
(制限緩和:ソース300個/ノート、チャット500回/日) - Workspace版(企業有料)がおすすめ: 業務で使う会社員、機密情報を扱うチーム。
(メリット:企業レベルのデータ保護、管理機能)
まずは無料版で「自分の持っている資料がAIと話せるようになる体験」を試してみてください。それだけで十分な衝撃を受けるはずです。
