クライアント様から
「サービスを紹介するページを作りたいが何から書いていいのかわからない・・・」
「どんな内容を掲載したらいいのかわからない・・・」
などの質問をいただくことがあります。
この記事では、WEBマーケティングの視点からサービスページを作る方法をご紹介いたします。
一例ですので、ご自身の事業に合わせてご使用ください。
現在サービスページを作ろうとしている方の一助になればと思います。
目次
サービスページを作成するフロー
1.ページの目的を決める(CTA部分)
サービスページに訪れたユーザーにどういう行動をとってもらいたいか決める必要があります。
例えば
- 問い合わせをしてもらう
- 資料請求をしてもらう
- メルマガに登録してもらう
などにあたります。
2.ペルソナを決める(共感領域部分)
ここでは訴求先となるユーザーを決定します。
ペルソナとはターゲットより深くユーザー像を落とし込んだものです。
ペルソナを詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
マーケティングでよく聞くペルソナってなに?メリットと注意点をお教えします
このペルソナを設定することで、サービスページの方向性や改善方法の統一ができるようになります。
サービスページでは公開から改善までPDCAを繰り返しおこなう必要があるため、指針となるペルソナの設定が重要です。
3.サービスのつよみを把握する
自社が提供しているサービスのつよみを把握します。
サービスのつよみを把握することで、他社がもっていない、もしくは真似できない自社の独自性や特徴をサービスページで表現できる様になります。
つよみを把握する方法としてUSPという考え方があります。
USPを詳しく知りたいかたは以下の記事をご参照ください。
4.構成を決める
サービスページの目的とペルソナの設定の次は構成です。
構成はプレゼンテーションや営業と同じ考え方で作ってください。
営業を行う際に、話す順番を決めて挑むと思います。
例えば
弊社はWEBサイトコーポレーションという会社です。
最近、多くのお客様からGoogleマイビジネスの運用についてお悩みだとお伺いしております。
御社もGoogleマイビジネスの設定や口コミの対策についてお悩みではありませんでしょうか?
当社ではGoogleマイビジネスの運用でお困りの方に、運用サポートというサービスを行っております。
運用サポートでは「マイビジネス初期設定代行」「写真掲載代行」などをおこなっております。このサービスを受けられたお客様からは「代行することで時間の節約ができた」「運用方法が解らなかったので助かった」と多くのお声を頂いており、サービスを受けられた方の95%が「満足した」と解答いただいております。
当社のサービスを詳しくお伝えしたいので、資料をお渡しさせていただきます。
もっと詳しく知りたい場合は、時間をとってご説明いたしますので私にお電話くださいませ。
などの一連の順番が決まっているのではないでしょうか?
いきなり「サービスの説明」から入れば、お客様の興味を引くことは難しいですし、いきなり「95%のお客様が満足いただいております」と言ったところで、サービス内容を伝えてなければ数字の意味がわかりません。
ホームページでも同様で、初めて見られた方に分かりやすく順に説明していく必要があります。
構成については下記の「サービスページでの構成例」でご説明いたします。
5.構成から原稿を作成する
構成が決まれば、その中身を作り込んでいきます。
ペルソナと自社のつよみを見ながら「このユーザーにはどの様に伝えるのが効果的か?」などを考え文章を作りましょう。
6.デザインと構築を行う
デザインと構築は知識や技術が必要な作業ですので、WEB制作会社に依頼しましょう。
特にデザインを依頼するターンでは
- ページの目的
- ペルソナ
- サービスのつよみ
を制作会社に共有することで、ターゲットに沿ったデザインが作りやすくなるでしょう。
また構築に入る前に「Google Analyticsを入れてほしい」と伝えてください。
7.WEB解析を行いページの改善を行う
ページは公開して終わりではありません。
せっかく作ったページが誰にも見られずに終わってしまってはもったいないです。
WEB解析をおこない、ページの改善を図り効果を最大化していく必要があります。
WEB解析ではGoogle Analyricsを使用します。
Google Analyticsを詳しく知りたい方は以下の記事をごらんください。
サービスページでの構成例
まず、「ユーザーがわかりやすく、使いやすいページ」を意識しましょう。
- ユーザーが知りたいこと
- ユーザーが解決したいこと
- ユーザーにとってサイトが使いやすいこと
を意識しながら常にユーザーファーストで構成を考えます。
サービスページの構成を考える際に5つの領域を考えていきます。
- アイキャッチ・キャッチコピー
- 共感・関心領域(こんなお悩みありませんか?)
- サービス提示領域(サービス説明)
- ベネフィット領域(サービスを受けることで得られるメリット)
- 実績領域(お客様の声、導入実績)
- CTA
以下では各項目を説明いたします。
アイキャッチ(写真)・キャッチコピー
まずページの第一印象の部分です。
ここは営業での挨拶だと思ってください。
アイキャッチ・キャッチコピーではユーザーがパッと見でサービスの内容が伝わるように作る必要があります。
この領域を見てユーザーはサイト離反するか決めることが多いです。
可能な限りわかりやすく、端的に、嘘くさくない形で作りましょう。
サイトの離反率を左右するファーストビューとは?重要な理由とポイントを解説
見にくいファーストビューの改善ポイント!具体例をまじえて解説いたします!
共感・関心領域
この領域では、ユーザーに共感する領域です。
多くのサイトでは「こんなお悩みありませんか?」などを掲載している場合が多いです。
自社のサービスを受けることで解決できそうな悩みを羅列しましょう。
サービス提示領域
ここではサービスの説明を行います。
「こんなお悩みありませんか?」に対して解決できるという旨を書くのも良いでしょう。
ここで具体的な解決策を提示してあげましょう。
「費用」や「サービスを受ける流れ」などを掲載しても良いかと思います。
サービスによって「費用」や「サービスを受ける流れ」をベネフィット領域の下に配置することも検討しましょう。
ベネフィット領域
サービスを受けることで得れるメリットを明示します。
例えば「当サービスを受けることで得られるメリット」などでメリットを羅列します。
実績領域
ここではサービスを受けた方の「お客さまの声」や「導入実績」などを掲載し、ユーザーに対し安心感や信憑性を高めます。
※医療関係の場合、「お客様の声」や「実績」を掲載する際は厳しいルールがあるため注意が必要です。
CTA
ここでは「お問い合わせ」や「資料請求」などを掲載し、ユーザーにとってほしい行動を明確に表現します。
お問い合わせページへの誘導リンク 電話番号(お問い合わせ可能時間を掲載) しましょう。
構成をまとめると
上記はサイトに反映した場合の参考例です。
実は上記の「4.構成を決める」で掲載した営業の参考は、サービスページの構成例の通りに作成していました。
アイキャッチ
弊社はWEBサイトコーポレーションという会社です。
共感・関心領域
最近、多くのお客様からGoogleマイビジネスの運用についてお悩みだとお伺いしております。
御社もGoogleマイビジネスの設定や口コミの対策についてお悩みではありませんでしょうか?
サービス提示領域
当社ではGoogleマイビジネスの運用でお困りの方に、運用サポートというサービスを行っております。
ベネフィット領域
運用サポートでは「マイビジネス初期設定代行」「写真掲載代行」などをおこなっております。
実績領域
このサービスを受けられたお客様からは「代行することで時間の節約ができた」「運用方法が解らなかったので助かった」と多くのお声を頂いており、サービスを受けられた方の95%が「満足した」と解答いただいております。
CTA
当社のサービスを詳しくお伝えしたいので、資料をお渡しさせていただきます。 もっと詳しく知りたい場合は、時間をとってご説明いたしますので私にお電話くださいませ。
この様にプレゼンテーション・営業もサービスページでも「順番を追いながらサービスを伝え、読みすすめる内にサービス内容が理解できるように作る」方法が有効です。
まとめ
今回はサービスページの作り方を解説いたしました。
サービスページは普段のプレゼンテーションや営業と一緒で順番通りに説明していく方法が有効です。
これは一例ですので、ご自身の事業に合わせて中身を変えながら作成してください。