AIの回答が劇的に変わる!「曖昧さ」を排除して思い通りの答えを引き出すコツ

「AIに質問しても、当たり障りのない一般的な回答しか返ってこない……」

最近、仕事や勉強でChatGPTやGeminiなどの生成AIを使ってみて、こんな風に感じたことはありませんか?

AIの性能が低いからだと諦めてしまう前に、実は見直すべきポイントがあります

それは、こちらの指示(プロンプト)の「具体性」です。

なぜAIの回答は「普通」になってしまうのか?

AIは基本的に、膨大なデータの中から「もっとも確率が高く、無難な答え」を返すように設計されています。
そのため、こちらの指示が曖昧だと、AIは文脈を推測して一般的な回答を生成してしまいます。

Microsoft Learnなどの技術資料でも、AIへの指示出し(プロンプトエンジニアリング)は「科学よりも芸術に近い」と表現されており、意図した結果を得るためには、人間側が工夫して指示を設計する必要があるとされています。

テクニック1:ターゲットと分量を指定する

最も簡単で効果的な方法は、「誰に向けた回答か」「どのくらいの分量か」を指定することです。

例えば、ある概念について知りたいとき、単に「〇〇について教えて」と聞くだけでは不十分です。以下のように具体的に指定してみましょう。

  • 悪い例:「量子コンピュータについて教えて」
  • 良い例:「量子コンピュータについて、高校生向けに2〜3文で分かりやすく説明して

このように指定することで、AIは「専門用語を避けるべきだ」「長々と解説する必要はない」と判断し、あなたのニーズにぴったり合った回答を作成してくれます。

テクニック2:指示を構造化して明確にする

少し複雑な依頼をする場合は、指示の内容を整理(構造化)することが重要です。Microsoftの資料などでも推奨されている以下のポイントを意識してみましょう。

指示は「先頭」に置く

AIに対する命令(「要約して」「翻訳して」など)は、プロンプトの最初の方に書くと認識されやすくなります。逆に、文章が長くなる場合は、最後にもう一度指示を繰り返すと効果的です。

区切り文字を使う

指示文と、処理してほしいデータ(文章など)が混ざらないように、記号を使って明確に分けます。

例:

以下のテキストを要約してください。
---
(ここに要約したい文章を入れる)
---

このように ---### などの記号で区切ることで、AIは「どこからどこまでが対象データなのか」を正確に理解できます。

テクニック3:出力形式を指定する

回答の形式をあらかじめ指定しておくことで、後から修正する手間を省けます。

  • 「箇条書きで3つ挙げてください」
  • 「表形式でまとめてください」
  • 「JSON形式で出力してください」

また、プロンプトの末尾に「箇条書きリスト:」のように書き出しの言葉を置いておくと、AIがその続きを書くように誘導され、指定した形式で出力されやすくなります

まとめ

AIの回答の質は、あなたの質問の質で決まります。以下のポイントを意識して、ぜひプロンプトを改善してみてください。

  • 曖昧な「教えて」をやめ、ターゲットと分量を指定する。
  • 指示とデータは区切り文字を使って明確に分ける。
  • 欲しい出力形式(箇条書き、表など)を具体的に伝える。

これらを意識するだけで、AIはあなたの頼れるパートナーに変わります。

まずは次の質問から、「高校生向けに」「3つの箇条書きで」といった具体的な条件を付け加えてみましょう。

参考リンク