REST APIとは?基本の仕組みとレンタルサーバーでの活用・制限について解説

この記事では、REST APIの基本的な意味と「何ができるのか」をわかりやすく解説し、気になるサーバーごとの対応状況や制限の考え方について整理します。

そもそもREST APIとは?

専門用語を使わずにイメージだけで説明すると、REST APIは「外部のプログラムから、そのサービスを操作するための『専用のリモコン』」のようなものです。

わかりやすく言うと「プログラム専用の受付窓口」

私たちが普段Webサイトを見るときは、ブラウザ(ChromeやSafariなど)を使って画面をクリックしながら操作しますよね。これは「人間」が操作するための仕組みです。

一方で、REST APIは「プログラム」が操作するための仕組みです。

例えば、あなたが手元のパソコンで作ったプログラムから、「新しい記事を投稿して」とサーバーに指令を送ると、ブラウザを開かなくても自動で投稿が完了します。

当社の場合は、スプレッドシートに入力した情報をプログラム実行させるとWordpressに自動的に記事が出来上がります。

この指令のやり取りをするルールがREST APIです。

REST APIで何ができるようになるの?

REST APIを使うと、主に以下のようなことが可能になります。

  • 作業の自動化
    毎日決まった時間に設定を変更したり、データのバックアップを取ったりする作業を自動化できます。
  • 外部ツールとの連携
    自分のWebサイトと、TwitterやLINEなどのSNS、あるいは在庫管理システムなどをつなぎ合わせることができます。
  • 大量操作の効率化
    1つずつ手作業で行うと大変な設定変更を、プログラムを使って一瞬で終わらせることができます。

XserverのREST APIとアクセス制限について

日本の代表的なレンタルサーバーであるXserver(エックスサーバー)では、REST API機能が提供されています。

これにより、管理画面にログインしなくても、サーバー情報の取得や設定変更をプログラムから行うことが可能です。

なぜアクセス制限があるのか?

XserverのAPIには「アクセス制限」が設けられています

これは、短時間に大量の指令(リクエスト)が送られてくるのを防ぐためです。

もし制限がないと、誰かのプログラムが暴走して1秒間に何千回もの指令を送ってしまった場合、サーバー全体に負荷がかかり、同じサーバーを使っている他のユーザーのWebサイトまで表示されなくなってしまう恐れがあります。

この制限は「不便にするため」ではなく、「サーバーの安定稼働を守り、すべてのユーザーが快適に使えるようにするため」の重要なルールなのです。

日本の主要なレンタルサーバーの対応状況は?

では、Xserver以外の日本の主要なレンタルサーバーではどうなっているのでしょうか?

一般的な共用レンタルサーバーの場合

実は、一般的な「共用レンタルサーバー」では、REST API自体が提供されていないケースの方が多いです。

多くのレンタルサーバーは、初心者でも使いやすい「管理画面(コントロールパネル)」の充実に力を入れています。

そのため、エンジニア向けの機能であるAPIは、一般向けのプランでは開放されていないことがよくあります

もし他のサーバーを検討する際は、以下の点に注意してください。

  • API機能の有無
    公式サイトの機能一覧に「API」の記載があるか確認しましょう。記載がない場合、基本的には使えません。
  • プランによる違い
    個人向けプランでは使えず、ビジネスプラン以上で使える場合もあります。

VPS(仮想専用サーバー)やクラウドの場合

一方で、「VPS」や「クラウドサーバー」と呼ばれるサービス(ConoHa VPS、さくらのクラウドなど)では、REST APIが提供されているのが一般的です。

これらは元々エンジニアが自由にカスタマイズすることを前提としているため、APIを使ってサーバー構築を自動化する機能が充実しています。ただし、これらにもXserver同様、サーバーを守るための一定のアクセス制限(レートリミット)は必ず存在します。

まとめ

REST APIは、Webサイト運営を効率化・自動化するための強力なツールです。

  • REST APIとは:プログラムからサーバーを操作するための窓口。
  • Xserverの制限:サーバーの安定を守るために必要な措置。
  • 他社の状況:共用サーバーではAPI未対応のところも多い。VPSなどは対応していることが多い。

もし、「どうしてもAPIを使って高度な自動化をしたい」と考えているのであれば、現在契約しているサーバーがAPIに対応しているか、あるいはAPIが充実しているVPSなどのサービスへの移行が必要かを検討してみるのが良いでしょう。

※本記事は一般的なWeb技術の定義および提供された情報を元に構成しています。各サーバー会社の最新の仕様や制限値については、必ず各公式サイトの公式マニュアルをご確認ください。