WebマーケティングやSEO(検索エンジン最適化)について調べていると、よく目にする「SERPs(サープス)」という言葉。専門用語のように聞こえますが、実は私たちが毎日目にしている「ある画面」のことなのです。
この記事では、SERPsの基本的な意味から、画面を構成している様々な要素、そして検索順位が決まる仕組みまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
目次
SERPs(サープス)とは?基本の意味
SERPsとは、Search Engine Result Pagesの略称で、日本語では「検索結果ページ」のことを指します。読み方は「サープス」です。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを入力して検索ボタンを押したあとに表示される、Webサイトの一覧が表示された画面そのもののことです。
かつてはWebサイトのタイトルと説明文がずらりと並ぶだけのシンプルな画面でしたが、現在はユーザーが知りたい情報により早くたどり着けるよう、地図や画像、ニュースなど、さまざまな要素が組み合わさって表示されるようになっています。
SERPsを構成する主な要素
現在のSERPsは、単なるリンク集ではありません。大きく分けて以下の4つの要素で構成されています。
1. リスティング広告(広告枠)
検索結果の最上部や最下部に表示されるエリアです。「スポンサー」や「広告」というラベルが付いています。
これは企業がお金を払って出稿している広告で、ユーザーが検索したキーワード(クエリ)に関連した商品やサービスの宣伝が表示されます。Googleショッピングの画像付き広告が表示されることもあります。
2. オーガニック検索(自然検索)
広告枠を除いた、本来の検索結果部分です。一般的に「SEO対策」と言った場合、このオーガニック検索での表示順位を上げることを目指します。
ここには以下の情報が表示されます。
- タイトルリンク:ページのタイトル
- スニペット:ページ内容の要約や説明文
- アトリビューション:サイト名やURL、ファビコン(サイトのアイコン)など
3. ユニバーサル検索(画像・地図・動画など)
Webページ以外のコンテンツを統合して表示する機能です。検索キーワードの意図に合わせて、以下のような専用の枠が表示されることがあります。
- ローカルパック(地図):「地名+ランチ」などで検索した際に表示される、地図と店舗情報のリスト。
- 画像・動画枠:視覚的な情報が重要な場合に表示されるサムネイル画像やYouTube動画など。
- ニュース:時事的な話題の場合に表示されるトップニュース枠。
4. 特殊な表示機能(強調スニペットなど)
ユーザーの質問に対して、より直接的に回答を示すための特別な表示形式です。
- 強調スニペット:検索結果の最上部に、Webページから回答となる文章を抜粋して大きく表示する機能。「〇〇とは」といった質問検索でよく見られます。
- ナレッジパネル:有名人、企業、作品などの基本情報を、パソコン画面なら右側、スマホなら上部にまとめて表示するボックスです。
- 他の人はこちらも質問:関連する質問を展開して見ることができる機能です。
検索結果が表示される仕組み
私たちがキーワードを入力してから、SERPsが表示されるまでには、検索エンジンの裏側で3つのステップが行われています。
- クローリング(発見)
検索エンジンのロボット(クローラー)がWeb上のリンクを巡回し、新しいページや更新されたページを発見します。 - インデックス(登録)
発見されたページの情報を持ち帰り、検索エンジンのデータベースに整理して保存します。これを「インデックス」と呼びます。本棚に本を並べるようなイメージです。 - ランキング(順位付け)
ユーザーの検索キーワードに対して、インデックスされた中から「最も関連性が高く、品質が良い」と判断された順にページを並べて表示します。
見る人によって結果が違う?注意したいポイント
SERPsは、すべてのユーザーにまったく同じ画面が表示されるわけではありません。以下の要因によって、表示内容が変化します。
デバイスによる違い
パソコンとスマートフォンでは画面の大きさが異なるため、表示されるレイアウトや要素が変わります。特にスマートフォンでは、アプリへのリンクや電話ボタンなど、モバイル向けの機能が優先されることがあります。
パーソナライズド検索
ユーザーの過去の検索履歴や、現在位置(位置情報)に基づいて、検索結果がカスタマイズされる機能です。
例えば、東京にいる人と大阪にいる人が同じ「カフェ」というキーワードで検索した場合、それぞれの現在地に近い異なる店舗情報が地図上に表示されます。自分のサイトの順位を確認する際は、このパーソナライズ機能の影響を受けないよう、専用のチェックツールなどを使うのが一般的です。
まとめ
SERPs(サープス)とは、検索エンジンがユーザーの疑問に答えるために用意した「検索結果ページ」のことです。
単なるWebサイトのリストではなく、広告、地図、画像、直接的な回答(強調スニペット)など、多様な要素で構成されています。Webサイトを運営する際は、自分の狙っているキーワードで「どのようなSERPsが表示されているか」を確認し、それに合わせたコンテンツを作ることが大切です。
