なぜホームページアドレスにwwwはついているの?必要なの?成り立ちを簡単に解説!

「ホームページのアドレスって、なんでwwwから始まるんだろう?」

「wwwって付けないとダメなの?付けたり付けなかったりするサイトがあるのはどうして?」

インターネットを毎日使っていると、当たり前のように目にする「www」。
でも、いざ「これって何?」と聞かれると、意外と答えられないものですよね。

この記事では、そんなあなたの素朴な疑問を、できるだけ簡単に解説します!


wwwは「World Wide Web」の略!

まず、wwwは「World Wide Web」の頭文字をとったものです。

これはインターネット上のWebサイトやWebページを公開するためのシステムのこと。つまり、私たちが今見ているブログや会社のホームページも、この「World Wide Web」というシステムの上で動いています。そして、アドレスのwwwは「このサーバーはWebサイトのデータが入っているよ!」ということを示しているんです。


歴史的経緯と技術的な理由

なぜわざわざwwwを付けていたのでしょうか?それには、インターネットが普及し始めた当初の技術的な理由慣習が関係しています。

1. ホスト名としての役割

インターネットの黎明期、ひとつのサーバーで複数のサービスを動かすのが一般的でした。その際、それぞれのサービスは、サーバー内の特定の機能を表すホスト名で区別されていました。

  • www.domain.com: World Wide Web(ウェブサイト)サービス
  • ftp.domain.com: FTP(ファイル転送)サービス
  • mail.domain.com: メールサービス

このように、wwwは単に「このサーバーはウェブサイトだよ」と示すための目印として使われていました。

2. DNS(ドメインネームシステム)の仕組み

DNSとは、〇〇.comといったドメイン名を、コンピューターが理解できる数字(IPアドレス)に変換するシステムです。

このDNSの仕組み上、domain.comは「ルートドメイン」として扱われ、www.domain.comは「www」というサブドメインとして設定されます。

かつては、ルートドメインをウェブサイトに直接紐づけるのが技術的に難しかったため、wwwというサブドメインで運用するのが一般的でした。


現代の状況と変化

現在では、技術の進歩により、wwwを付けずにルートドメインを直接ウェブサイトに紐づけることが一般的になりました。多くの現代的なウェブサイトやウェブサービスは、wwwなしの形式を採用しています。

しかし、多くの企業や組織が長年wwwありのURLでウェブサイトを運用してきたため、今でもwwwを付けたURLが慣習として残っています


wwwあり、wwwなし、どちらを使うべき?

結論から言うと、どちらを使ってもユーザーにとって違いはありませんが、最近はアドレスをシンプルにするために、wwwはつけないのが一般的となりました。

参考資料