「今のホームページの古いデザインをどうにかしたい」
「もっと便利な機能を追加したい」
「ホームページでの集客率を上げたい」
などの理由で、ホームページのリニューアルを考える方もいますよね。
ホームページは作ってから年数が経つと、デザインが古くなってしまったり、コンテンツがあふれてしまうなど、課題が出てくることがあります。
しかし、ただなんとなく「新しくしたい」という思いだけでリニューアルをしてしまうと、ホームページの中身もふんわりとしてしまい、目的を達成することができなくなってしまうのです。
この記事では、ホームページをリニューアルする際に大事なコトをお伝えしています。
ホームページのリニューアルを考えている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
ホームページをリニューアルするなら「目的」を明確に!
ホームページをリニューアルする際には、必ず「目的」を明確にする必要があります。
目的がないリニューアルは、ただ見た目が新しくなるだけで、求めていた結果が得られない場合があります。
ホームページのリニューアルは、それなりにコストがかかるので、慎重におこないましょう。
ここでは、なぜ目的を明確にする必要があるのか、そのメリットをお伝えします。
コストをかける優先度がわかる
ホームページのリニューアルは、制作会社に依頼した場合、数十万円~数百万円のコストがかかります。(サイトの規模、リニューアル内容によって大きく変わります。)
ホームページのリニューアルに使える予算は限られているはずです。リニューアルの目的を明確にしておかないと、どこを優先的にリニューアルすべきかが分からなくなってしまいます。
リニューアルの目的を明確にすることで、どこにどれだけの予算を当てるべきかが自然と明確になっていきます。
社内で認識が合わせられる
ホームページのリニューアルは、社内全体で認識を合わせておくべきです。
ホームページリニューアルの目的が明確になっていると、社内での認識を合わせることも容易でしょう。
もし、人によってリニューアルの目的が異なっている場合、予算配分も決めづらく、リニューアルのゴールも分かりにくくなってしまいます。
リニューアルの評価がしやすくなる
ホームページリニューアルの目的を明確にしておくことで、リニューアル後に得られる成果に対しても評価がしやすくなります。
反対に改善点があいまいなまま、リニューアルをおこなってしまうと、リニューアルが成功したのか失敗したのかすら分かりません。
コストと時間を使ってリニューアルしたとしても「ただ新しくなった」では意味がないのではないでしょうか。
リニューアル後に評価が分かりやすいように、目的設定はとても大切です。
よくあるホームページリニューアルの目的とは
とはいえ、ホームページをリニューアルしたいのは「ただ新しくしたいだけ」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、せっかく多額のコストと時間を投入してリニューアルするのですから、目的設定は怠らないようにしましょう。
ここでは、ホームページをリニューアルしたい、と思うタイミングについてお伝えします。
これらの目的は、多くの企業が抱えている課題でもあるため、参考にしていただければと思います。
デザインを新しくしたい
ホームページを開設してから年数が経っていると、どうしても古い印象のデザインになってしまいます。
パソコンだけで見ていた昔のデザインと、スマホやタブレットなどあらゆるデバイスで見る今のデザインは大きく違います。
デザインを刷新して今風に、もっと使いやすいデザインにしたい、といったことは、多くの方がリニューアルしたいと考えるきっかけになるでしょう。
現代のホームページは、レスポンシブデザイン(画面サイズに合わせてレイアウトを最適化すること)であることが最低条件でもあります。
また、デザインにもトレンドがあるため、今の時代に合ったデザインにするとユーザーにとっても使いやすいホームページになるでしょう。
コンテンツを整理したい
ホームページを開設してから年数が経っていると、コンテンツが増えてしまい、サイト内が複雑な構成になってしまっていることもよくあります。
コンテンツが乱雑にあると、ユーザーが回遊しづらく、探している情報にすぐたどり着けず離脱の原因にもなります。
このように、ホームページにどこまでの情報を載せればいいのか…と迷ってしまっている時も、リニューアルを考えるタイミングではないでしょうか。
情報をまとめて、各ページにたどり着きやすい導線にすることで、ユーザーの滞在時間が伸び、サイト自体の評価が上がる要因になります。
ユーザービリティをよくしたい
デザインの刷新やコンテンツの整理にも当てはまりますが、これらを改善することでユーザビリティは向上します。
ユーザビリティとは、ユーザーがストレスなくサイトを利用できることを指し、サイト内で迷わずカンタンに目的を達成できることを「ユーザビリティがいい」と表現します。
デザインやコンテンツの他にも、情報と情報の連なり(内部リンク)や、外部サイトとの連携(外部リンク)など、ユーザビリティを上げる施策は様々です。
ユーザーの使い勝手が悪いな…と感じることが、ホームページをリニューアルするきっかけにもなるのではないでしょうか。
機能が古い、追加したい
公開してから数年経っているホームページは、機能も古く使いづらいことが多いです。
先ほどもお伝えしたように、レスポンシブデザイン(画面サイズに合わせてレイアウトを最適化すること)であることは最低限必要でしょう。
また、以前多くの人が使っていたInternet Explolerは現在サポートを終了し、利用できなくなっています。
現在はGooglechromeやSafari、MicrosoftEdgeなどが主流となっているため、これらのブラウザに適した機能にアップデートが必要です。
また、新しい機能を追加したい、と思った時もリニューアルのタイミングでしょう。
例えば「通販の機能を追加したい」「セキュリティを強化したい」などの場合に、ホームページリニューアルへと踏み切る方も多いようです。
ホームページの更新がしづらい
制作会社でホームページを作ってもらうと、更新も制作会社を通さなければできない場合があります。
また、HTMLなどの言語で一から作られているホームページは、更新するためにHTMLやCSSの知識が必要です。
ホームページには常に最新情報を載せておく必要があります。更新頻度や情報の新鮮さは検索順位にも少なからず影響します。
そのため、ホームページの更新をもっと簡単にしたい!と思った時も、リニューアルのタイミングになるでしょう。
ホームページで集客したい
ホームページは、単に会社の情報を掲載しているサイトではなく、集客もできるツールです。
今では、多くの人がインターネットを使って情報収集をします。
しかし、ただ単にホームページを公開しているだけでは、なかなか集客には結びつきません。
ユーザーが求める情報を網羅し、新鮮な情報を更新し続ける必要があります。
Web集客が主流になってきている今、ホームページで集客できるようにリニューアルしたいという方も増えています。
ホームページリニューアルのための目的は現状の課題で決まる
ホームページをリニューアルする目的は前述した通りですが、この目的は抱えている課題によって変わります。
つまり、ホームページリニューアルの目的を明確にするためには、現状分析が大切です。
例えば課題が「デザインが古い」だとすると、デザインが新しくなればそれでいいのか、考えてみましょう。
デザインを新しくしたところで、見てもらえなければ意味がないのではないでしょうか。
ユーザーに見てもらうためには、SEO対策をする必要性が出てきます。
このように、社内でホームページの役割をきちんと決めたうえで、リニューアルの目的について決めていきましょう。
ホームページリニューアルのメリットとは
ホームページのリニューアルの目的を明確にする大切さが分かっていただけたのではないでしょうか。
では、ホームページをリニューアルすることで、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
もちろんリニューアルの目的にもよりますが、基本的にリニューアルの際には以下4つのメリットを享受できるような目的設定がおすすめです。
一つずつ見ていきましょう。
会社のイメージアップになる
デザインを刷新し、トレンドに合わせたホームページにすることで、今までの古い印象から大きくイメージが変わります。
これはブランディングにも繋がり、会社のイメージアップになるでしょう。
デザインが今時で、コンテンツが整理された、作りこまれたWebサイトは、それだけで印象が良くなります。
会社のイメージアップのためにも、ホームページのリニューアルは前向きに検討しましょう。
SEOを強化できる
SEOとは、Googleで検索した時に自社サイトを上位に表示させる施策です。
今や、Web集客は企業が取り組むべき集客方法になっています。そのために欠かせない対策がSEO対策です。
上位表示されることで、Webで多くの見込み客を獲得することができるため、この施策はリニューアルの際には欠かせません。
また、ネット検索は広告やSNSと違って、なんとなく目についたからクリックするのとは違い、明確な目的を持って検索しているため、購買意欲も高い傾向があります。
こういった層を獲得できることは、今後のWeb集客において重要です。
集客ができるホームページになる
上記で解説したSEO対策もそうですが、一からサイト構成を組みなおし、コンテンツを整理し、ユーザーが求める情報を網羅することで、集客できるホームぺージに近づけます。
また、集客した後の導線もきちんと作りこんでおくことで、問い合わせや商品購入、資料請求など、ホームページで達成したいゴールにも近づくでしょう。
今後、ホームページの集客力向上は企業にとってとても重要な施策になります。
運営がしやすくなる
ホームページは更新をし続ける必要があり、検索順位を決定しているGoogleも、情報の鮮度や更新頻度は重要視しています。
1年前からまったく更新されていないホームページよりも、常に新しい情報が更新されているホームページの方が信頼度も上がるはずです。
そのためには、運営のしやすさが大切ですよね。
リニューアルをきっかけに、わざわざ制作会社に更新を依頼する必要がなくなり、自分でカンタンに更新ができるようになれば、更新頻度も高く保つことができるようになります。
ホームページリニューアルを自作する場合
ホームページのリニューアルは、自分でおこなえば、予算は数万円程度で収まるでしょう。
しかし、リニューアルの手順を理解し、専門的な知識がなければ、自作するのはかなり難しいです。
自作する場合に必要なスキル・作業を挙げてみました。
【必要なスキル】
- Webディレクション
- デザイン
- SEO
- Adobeソフト(illustrator、Photoshop)
- HTML
- CSS
- PHP
- アクセス解析
【必要な作業】
- 課題分析
- 目的設定
- CMS選定
- サイト全体の構成
- サイトマップ作成
- サイト構造設定
- ワイヤーフレーム作成
- SEO対策
- アクセス解析ツール導入
このように、必要な作業、スキルは多岐に渡ります。
これらすべてをこなせる人材が社内にいれば、自社でリニューアルするのがよいですが、そういった人材が確保できない場合は、通常業務に加えてこれらの作業をおこなう必要があるため、負荷が高いです。
ホームページリニューアルを制作会社に依頼する場合
ホームページのリニューアルを制作会社に依頼すれば、自社でおこなうことは
- 課題分析
- 目的設定
- 制作会社との打ち合わせ
- 成果物確認
の4工程のみです。
要望があれば、課題分析や目的設定も制作会社と打ち合わせをしながら考えていくことも可能でしょう。
リニューアルの規模によってはコストはかかりますが、本業をおろそかにするリスクがなく、プロがクオリティの高いホームページに仕上げるため、リニューアル後のリスクも自作するよりは少なくなります。
まとめ:ホームページのリニューアルは目的を明確にすることから
ホームページのリニューアルは、目的を明確にすることが大前提です。
また、今後ホームページの集客力は競合他社に勝つためにも必要になってくるでしょう。
リニューアルの目的が「デザインを新しくしたい」「かっこよくしたい」といったざっくりとしたものにならないよう、事前の課題分析、目標設定に時間をかけましょう。
当社では、課題抽出や目的・方針の決定の部分からお話に入らせていただくことも可能です。
お客様に寄り添い、お客様と共に「集客できるホームページ」を作り上げます。
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