「自分とアシスタント」「営業担当2名」など、2人のうちどちらか片方でも空いていれば、30分の予約を受け付けたいと思ったことはありませんか?
日程調整の手間を減らすためにGoogleカレンダーの予約ページ(予約スケジュール)を作ろうとしても、標準の設定画面ではうまく設定できないという壁にぶつかる方が非常に多いです。
結論から言うと、Googleカレンダーの標準機能だけでは「2人のうちどちらかが空いている(OR条件)」という予約ページは作成できません。Googleカレンダーの共同ホスト機能は、設定されたメンバー「全員が空いている(AND条件)」時間しか表示できない仕様になっているためです。
しかし、ご安心ください。少しの工夫や、カレンダーと連携できる無料の外部ツールを使うことで、この課題は完璧に解決できます。
この記事では、2人のどちらかが空いていれば30分の予約ができるページを作成するための「2つの解決策」を、具体的な設定方法とともに詳しく解説します!
なぜGoogleカレンダーの標準機能だけではできないのか?
Googleカレンダーには、自分の空き時間を外部に公開して予約してもらえる「予約スケジュール」という便利な機能があります。有料プランであれば最大20名まで「共同ホスト」を追加できますが、ここには大きな制限があります。
- 「全員が空いている時間」しか表示されない(AND条件):共同ホストを追加してカレンダーの重複確認を行うと、ホスト全員のスケジュールが「空き」になっている時間帯だけが予約枠として表示されます。
- 「どちらか一方が空いている時間(ラウンドロビン)」は未対応:「AさんかBさんのどちらか片方が空いていればOK」というOR条件での自動振り分け機能は、Googleカレンダーの標準機能には備わっていません。
そのため、この仕様を実現するには、以下のいずれかの方法をとる必要があります。
解決策①:Googleカレンダーだけで完結させる回避策(個別リンクの提示)
外部ツールを一切使わずにGoogleカレンダーだけで完結させたい場合、「メンバー2人がそれぞれ個別に予約ページを作り、2つのURLを並べて案内する」という方法になります。
設定手順
- メンバーAが自分の予約スケジュールを作成:Googleカレンダーの左上にある「作成」ボタンから「予約スケジュール」を選択。予約枠を「30分」に設定し、予約ページを作成します。
- メンバーBが自分の予約スケジュールを作成:同様に、メンバーBも自分のカレンダーから30分枠の予約スケジュールを作成します。
- 2つの予約リンクを案内する:生成されたそれぞれの「予約ページの共有リンク」をコピーします。
- お客様へ案内:メールやWebサイトなどに「メンバーAの予約ページ[リンク]」「メンバーBの予約ページ[リンク]」と並べて掲載し、「どちらかご都合の良い方をお選びいただき、ご予約ください」とお客様に手動で選んでもらいます。
この方法のメリット・デメリット
- メリット:Googleカレンダーだけで完結し、新しいツールの設定や追加コストが不要。
- デメリット:お客様自身が2つのカレンダーを見比べて空いている枠を探す必要があり、予約時の負担(ユーザー体験の低下)になってしまいます。
解決策②:【超おすすめ】日程調整ツール「Spir」を連携させる最善策(2名まで完全無料)
「お客様に1つの予約リンクだけを送り、2人のうち空いている方のスケジュールを自動で1画面にまとめて提示したい」という場合に最もスマートなのが、日程調整ツール「Spir(スピア)」をGoogleカレンダーと連携させる方法です。
Spirは日本のビジネスシーンで広く使われている日程調整ツールで、2名までのカレンダー連携であれば、今回やりたい「OR(いずれか一方が参加)条件」の調整ページを完全無料で作成することができます。
設定手順
- Spirに登録・カレンダー連携:主催者(メンバーA)がSpirに無料登録し、普段使っているGoogleカレンダー(Googleアカウント)と連携します。
- メンバーBをチームに招待:Spirの管理画面からメンバーBを招待します。メンバーBも同様に自身のGoogleアカウントを連携させます。(※2名まで無料でチーム機能が使えます)
- 「空き時間URL」を作成する:ダッシュボードから「空き時間URLを作成」をクリックします。
- 参加者の設定(※ここが最大のポイント):参加者として「メンバーA」と「メンバーB」の2人を設定します。その際、参加条件を「いずれか1人が参加(Or)」に設定します。
- 予約条件を設定:ミーティングの長さを「30分」に設定し、Web会議(Google MeetやZoomなど)の連携をオンにします。
- URLを共有する:作成が完了すると、1つの予約ページURLが発行されます。これをお客様に共有します。
この設定でどうなる?
お客様がこのURLを開くと、メンバーAまたはBのどちらかが空いている時間帯が、1つのカレンダー上にまとめて綺麗に表示されます。
お客様が好きな枠を選ぶと、自動的に「その時間帯が空いていたメンバー(例:メンバーA)」のカレンダーに30分の予定が書き込まれ、同時にGoogle MeetなどのWeb会議URLが自動発行されて双方に通知されます。もちろん、もう片方のメンバー(メンバーB)のカレンダーは空いたままなので、別の予定を入れられます。ダブルブッキングの心配もありません。
この方法のメリット・デメリット
- メリット:URLは1つだけで、お客様に全く負担をかけない。自動で空いているメンバーへ予定が割り当てられる。2名までなら完全無料。
- デメリット:最初にSpirへの会員登録とGoogleカレンダーとの連携設定が必要。
他の有名ツール「Calendly」ではできないの?
世界的に有名な日程調整ツールに「Calendly(カレンドリー)」があります。Calendlyにも「ラウンドロビン(誰か一人が空いていれば予約可能)」という同様の機能が存在します。
しかし、Calendlyでこの機能を利用するには「Teamsプラン(1ユーザーあたり月額16ドル〜)」という有料プランへの加入が必要です。無料プランでは1対1の調整しかできません。
そのため、2名での運用であれば、日本語に完全対応しており、かつ2人までなら「OR条件(いずれか1人が参加)」の設定が無料で使える「Spir(スピア)」を使用するのが圧倒的におすすめです。
まとめ
Googleカレンダーの予約スケジュール機能は、複数人の予定を合わせる際に「全員が空いている(AND条件)」時間しか提示できない制限があります。
もし「2人のどちらかが空いていれば30分の予約ができるようにしたい」という目的をスマートに叶えたいのであれば、カレンダー連携型の日程調整ツール「Spir(スピア)」を導入するのが現状最も手軽でコストパフォーマンスが高い解決策です。
お客様に親切で、かつ自分たちのスケジュール管理も自動化できるワークフローをぜひ構築してみてください!