1. はじめに:AIの進化ではなく、自分の進化が必要だった
今回の講座で突きつけられたのは、AIがいかに進歩しているかという事実以上に、自分の思考回路がいかに旧式(Old OS)のままだったかという衝撃でした。
AIを使いこなすために必要なのは、最新のツールを単体で触ることではありません。自分自身の思考のOSを最新版に書き換えること。2日間の集中講座は、そのためのハードなトレーニングの場でした。
2. 【環境の更新】Google Workspaceは、AIを動かす脳の外部記憶である
まず真っ先に学んだのは、道具の使い方の「もったいなさ」です。
Geminiを単なるチャットツールとして使い、Google Workspaceをただの書類作成ツールとしてバラバラに使う。
この分断こそが、AIの真価を妨げている原因でした。
なぜ、情報をスプレッドシートに集めるのか
講座では、とにかく情報をスプレッドシートに入れる習慣をつけるよう強調されました。これは単なるメモ書きではありません。
- 最高のデータベース: Google Workspaceというシステム全体をAIの基盤として捉えると、スプレッドシートはAIがこちらの意図を正確に理解するための整理整頓された棚になります。
- 文脈の共有: 情報をシステム内に集約する習慣が、AIに自分の仕事の背景や文脈を教え込むことになります。
Geminiを単独のチャット機能として使うのではなく、Google Workspaceというビジネスプラットフォームの上で躍動させる。これこそが、AIを世界に一人だけの有能なパートナーに育てる最短ルートなのです。
3. 【思考の更新】検索を捨てて、アウトプットから始める
これまでの私たちは、わからないことがあれば検索し、どこかにある既存の答えを探していました。
しかし、AI時代の思考法は真逆です。
脳の汗をかくプロセスの重要性

まず、何がしたいかを書き出す。たったこれだけのことですが、いざやろうとすると、今の自分がいかにアイデアを持っていないかを思い知らされます。
- 産みの苦しみ: 何も出てこない自分に愕然とする時間は、決して無駄ではありません。
- 変化の兆し: 苦しんで絞り出したアイデアこそが、これまでの思考回路にはなかった新しい視点です。
初心者が最も避けがちな、この脳の汗をかくプロセス。
ここを突破し、自ら問いを作る力を養なっていきましょう。
4. 【技術の更新】プロンプトの正体は、スキルの高さではなく目的の解像度
プロンプト(AIへの指示文)がうまく書けないと悩む人は多いですが、その本質は言葉選びのテクニックではありません。
Gem(プロンプト)作成の極意
プロンプトが機能しない本当の理由は、自分の中でゴールの解像度が低いことにあります。
- 思考を整理し、何を実現したいかという目的を明確に定義すること。
- 目的さえ明確にぶつければ、Geminiは今の技術で可能な最適解を導き出してくれます。
今の技術でできないことは、実はほとんどありません。
道具はすでに揃っています。
あとは使い手である私たちが、どこへ向かいたいかを決めるだけなのです。
5. 【学びの更新】他人の視点を、自分の思考のガソリンにする
今回の講座で非常に有効だったのが、他の受講生のAI活用法を聞くことでした。
一人の頭で考えられることには限界があります。
しかし、他人の事例を聞くことで、「その発想はなかった!」という驚きが自分の思考の枠を外してくれます。
他人の思考整理を擬似体験したり、多様な活用ヒントを得たりすることが、結果的に自分のやりたいことの解像度を上げる大きな助けになりました。
6. まとめ:今日から思考のアップデートを始めよう
AIを使いこなせるかどうかは、スキルの差ではなく、考え方の差。
もっと言えば、自分の思考をどれだけ整理できるかにかかっています。
これまでの「検索して終わり」という習慣を捨て、まずはスプレッドシートを開き、どんなに拙くてもいいから「自分がやりたいこと」を書き出すことから始めてみませんか?
その一歩が、AIと共創する新しい仕事のカタチの始まりになるはずです。
