ホームページをリニューアルしようと思った時に
「ドメインが変わってしまうのでは?」
「今のドメインそのまま使えるの?」
という不安もあると思います。
結論から言うと、ホームページをリニューアルする際でもドメインはそのまま引き継ぐことは可能です。
この記事では、ホームページリニューアル時のドメインの扱いや、そのまま使った時のメリットについて解説します。
目次
ホームページをリニューアルしてもドメインはそのまま使える?
前述したように、ホームページリニューアル時に、ドメインをそのまま使うことは可能です。むしろ、リニューアル時にドメイン変更をしてしまうと、デメリットも多くなってしまいます。
そもそもドメインとは、URLの一部分のことを指しています。
当社の場合のURLとドメインの関係性を見てみましょう。
このように、ドメインはURLと密接に関係しています。
そのため、ドメインを変更してしまうとURLも変更することになってしまい、利用者が混乱する可能性や、せっかくこれまで育ててきたドメイン自体のパワーも0になってしまうのです。
また、企業であればURLだけでなく、メールアドレスでも「tanaka@office-masui.com」のように、ドメイン名を利用していることが多いのではないでしょうか。
ドメインを変えてしまうと、社員のメールアドレスもすべて変更が必要になるため、取引先や顧客にとっても面倒なことが増えてしまいます。
ドメインをそのまま引き継ぐメリットとは
ホームページリニューアル時に、ドメインをそのまま引き継ぐメリットは主に4つあります。
これら4つは、ホームページの運用において重要な役割を果たしているため、必ず確認しておきましょう。
URLを変えずに済む
冒頭で解説した通り、URLとドメインは密接に関連しています。
ドメインを変えてしまうと、必然的にURLも変わることになり、ユーザーが混乱してしまう可能性があります。
また、会社のホームページですから、名刺やチラシ、またはポータルサイトなどにURLを載せていることもありますよね。
ドメインが変われば、URLを掲載している部分もすべて変更し、取引先の方にもお伝えする必要があります。
ドメインをそのまま引継ぎ、URLを変えずに運用し続けることで、そういった手間を省けるのはメリットです。
ドメインパワーが引き継げる
ドメインパワーとは、その名の通り「ドメインの力」のことで、運用歴やコンテンツの評価を積み重ねたものです。
いい評価を受けているドメインは、ドメインパワーが強いため、ホームページリニューアル時にも、そのままドメインを引き継いだ方が評価を保てます。
ドメインパワーをそのまま引き継げるというのは、サイト運用において大きなメリットです。
ドメインを変更しようか悩んでいる方は、ドメインパワーがどれくらいかを認識したうえで決断しましょう。
ドメインパワーの計測はこちらでできます。
被リンクが引き継げる
被リンクは、自社ホームページへのリンクのことです。質のいい被リンクは多いほど、サイトの評価は上がり、SEOにも効果的に働きます。
ドメインパワー同様に、被リンクはホームページの運用において重要な評価指標です。
できる限りそのまま引き継いで、評価を保っておいた方が、今後の運用にも有利でしょう。
再設定の手間がない
ドメインを変更すると、URLやメールアドレスも変わります。
URLが変われば、URLで登録しているポータルサイトや、アナリティクス、サーチコンソールなどの解析ツールなども設定の変更が必要です。
また、メールアドレスが変われば、取引先やお客様への周知、メールアドレスで登録しているツールやサイトの再設定などの手間も生じます。
ドメインをそのまま引き継げば、そのような手間もなくなるため、実質的にコスト削減にもつながります。
【注意】ホームページのリニューアルでもドメインを変更した方がいい場合
これまで、ホームページリニューアル時にドメインはそのまま同じものを使った方がメリットが大きいとお伝えしましたが、場合によってはドメイン変更した方がいいこともあります。
ここでは、ドメイン変更するべきと考えられる3つの例について解説します。
事業変更によるリニューアルの場合
「事業内容を変更したから、ホームページをリニューアルしたい」という場合は、ドメインを新しく取りなおした方が効率的です。
例えば、「飲食店事業」をしていたが、業績悪化のため新しく「ペット事業」を始めるとしましょう。
元々のホームページは飲食店の情報を載せているホームページとして検索エンジンに評価されていたので、ペット事業になると飲食店の評価がまったく意味のないものになってしまいます。
また、元のホームページで獲得していた被リンクも、飲食店に向けたものなので、ペット事業のホームページとは親和性がなくなり、被リンク効果も見込めないでしょう。
事業変更した場合、ホームページのコンテンツ、被リンク、ドメインパワーも一から積み上げる必要があるため、新規ドメインで始めた方が効率的です。
社名変更によるリニューアルの場合
企業のドメインは、ほとんどの場合社名が使われます。
そのため、社名変更によるホームページリニューアルの場合は、ドメインに旧社名が残ってしまうため、変更した方がいい場合もあります。
ドメイン名と会社名に、あまりに関連性がない場合、ドメインの評価にも影響する可能性があるため、新しい会社名でドメインを取得し直した方がいいでしょう。
無料ドメインからリニューアルする場合
元々のホームページが、無料のホームページ作成ツールなどで作られている場合、ドメインが独自のものではなく、共用の無料ドメインが使われていることがあります。
ホームページは基本的に「独自ドメイン(自分だけのドメイン)」を利用した方がメリットが大きいです。
無料のドメインは、「提供元のドメイン」でもあるため、提供元がサービスを終了したら、ホームページも消えてしまいます。
このように無料ドメインはデメリットが大きいため、リニューアル時に独自ドメインに変更することがおすすめです。
まとめ:ホームページリニューアル時にはドメインはそのまま使用した方がいい!
ホームページをリニューアルしようと思った時には、基本的にはドメインはそのまま引き継いだ方がメリットは大きくなります。
URLやメールアドレスを変更する必要もなく、設定や周知の手間もありません。ドメインパワーや被リンクも引き継がれるため、SEOへの影響も少なく済みます。
ただし、以下の場合は、新規ドメインを取得してドメイン変更し、一からホームページを育てた方がいいでしょう。
・事業変更によるリニューアルの場合
・社名変更によるリニューアルの場合
・無料ドメインからリニューアルする場合
その時だけでなく、今後のホームページ運用において、どちらがメリットが大きいかを検討して、リニューアルに臨みましょう。
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