【GA4】基本の分析レポートはこれでOK!探索機能の使い方を5分で解説

GA4で自分の見たい数字をパッと見るには、既存のレポートを探し回るよりも、自分で「探索レポート」を作ってしまうのが一番の近道です。


そもそも「探索レポート」って何?

GA4には大きく分けて「標準レポート(最初から用意されているもの)」と「探索レポート(自分で作るもの)」の2つがあります。

  • 標準レポート:全体の傾向をざっくり見る用
  • 探索レポート:特定のデータを詳しく分析する用(Excelのピボットテーブルに近いイメージ)

今回は、最も基本となる「自由形式」という探索レポートを使って、「どのページが、どれくらい見られているか?」という一覧表を作る手順をご紹介します。

【手順解説】基本的な分析レポートの作り方

動画の流れを整理すると、以下の4つのステップで完了します。

ステップ1:探索メニューから「空白」を選択する

まず、GA4の左側メニューにある「探索」をクリックします。

画面が変わったら、テンプレートギャラリーの中から「空白」(または「新しいデータ探索を作成」)を選択してください。

ポイント:

最初から型ができているテンプレートもありますが、基本を覚えるには「空白(真っ白なキャンバス)」から作った方が、後々応用が効きます。

ステップ2:期間を設定する

レポート作成画面が開いたら、まずは左上の「変数」列にある「日付」を調整します。

「過去30日間」や「昨日」など、分析したい期間を指定しましょう。

ステップ3:分析に必要な「材料」を揃える

ここが一番の手間ですが、コツさえ掴めば簡単です。
レポートを作るための「材料」を棚から持ってくるイメージで、
以下の2つを設定します。

①ディメンション(切り口):何を行(縦軸)にしたいか?

「変数」列の「ディメンション」の横にある + ボタンを押します。

検索窓で「ページ」と検索し、
「ページ タイトルとスクリーン クラス」(または「ページ パス」)にチェックを入れます。

右上の「インポート」ボタンを押します。

指標(数値):何の数字を見たいか?

「変数」列の「指標」の横にある + ボタンを押します。

検索窓で「表示回数」「セッション」「ユーザー」などを検索し、見たい数字にチェックを入れます。

右上の「インポート」ボタンを押します。

用語解説

  • ディメンション:分析の「軸」となる言葉(例:ページ名、都市名、参照元など)。
  • 指標:足し算できる「数字」(例:表示回数、人数、購入数など)。

ステップ4:ドラッグ&ドロップで表を作る

材料が揃ったら、あとは組み立てるだけです。

①行を設定する

先ほどインポートした「ディメンション(例:ページ タイトル…)」を、マウスで掴んで、右側の「タブの設定」列にある「行」のエリアへドラッグ&ドロップします。

値を設定する

インポートした「指標(例:表示回数)」を、マウスで掴んで、右側の「タブの設定」列にある「値」のエリアへドラッグ&ドロップします。

これで完了です!

右側のキャンバス(表示エリア)に、
ページごとの表示回数一覧表が表示されているはずです。


さらに便利にするための小技

基本ができたら、以下の操作も覚えておくと便利です。

行数の表示を増やす

デフォルトでは10行しか表示されません。
「タブの設定」列の下の方にある表示する行数」を10から50や100に変更すると、より多くのデータが一気に見られます。

並べ替え

表の項目名(例:表示回数)をクリックすると、多い順・少ない順に並べ替えができます。

まとめ:一度作ればあとは見るだけ!

GA4のレポート作成は、「材料(ディメンションと指標)を選んで、配置する」という料理のような手順で行います。

  1. 探索 > 空白を開く
  2. ディメンション(分析の軸)を追加する
  3. 指標(見たい数字)を追加する
  4. ドラッグ&ドロップで配置する

この手順で作ったレポートは自動的に保存されます。次回からは「探索」メニューを開けば、作成したレポート名が表示されているので、クリックするだけで最新のデータを確認できますよ。

まずは「ページごとの表示回数を見る」というシンプルなレポート作成から始めて、GA4に慣れていきましょう!


参考資料