Google Search Console に「著作権関連コンテンツに関する Google からの通知」が届くと、不安になりますよね。
結論からいうと、これは第三者が、あなたのサイト上の特定URLについて著作権侵害を申し立て、Google がその申し立てを受け取ったことを知らせる通知です。
ただし、この通知だけで裁判所が侵害を確定したわけではありません。
また、通常はサイト自体が消えるのではなく、対象URLがGoogle 検索結果から削除・非表示になる可能性があるという仕組みです。
まずは通知内の対象URL、申し立て内容、権利者名を落ち着いて確認しましょう。
Google からこの通知が来る仕組み
著作権者本人、または正式な代理人は、画像・動画・文章などが無断利用されていると考えた場合、Google に対して著作権侵害の削除を申し立てることができます。
Google は申し立てを確認し、要件を満たすと判断した場合、報告されたページへのリンクを Google 検索結果から削除します。
Search Console にサイト所有者として登録されている場合、Google は可能な範囲で所有者へ通知します。
例えば送られてくる通知では、申し立て日が2026年9月24日、権利者の代理人が「DMCA Piracy Prevention Inc」とされ、特定のクリエイターに関する画像・動画が無断配布されているとの主張が記載されたりします。
これはあくまで申し立て側の主張であり、通知文だけで事実関係や法的責任が最終確定するわけではありません。
なぜ通知が届くのか

主な理由は、申し立てにあなたのサイトのURLが記載され、そのURLを Google が検索結果の削除対象として扱ったためです。
たとえば、次のようなケースが考えられます。
- 他者が著作権を持つ画像、動画、文章、漫画、音源などを許可なく掲載していた
- 外部サイトから転載したコンテンツに、利用許諾がなかった
- 投稿者や制作会社から受け取った素材について、利用範囲を確認できていなかった
- ユーザー投稿型のサイトで、第三者が問題のコンテンツを投稿していた
- すでに削除したページや検索に出ていないURLも、申し立ての対象として指定されていた
Google は、現在インデックスされていないURLについても著作権侵害の申し立てを受け付ける方針を示しています。そのため、「検索で見つからない」「すでに公開を止めた」と感じるページでも通知対象になることがあります。
この通知で起きること・起きないこと

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Google 検索 | 対象URLが検索結果から削除・非表示になることがあります。 |
| サイト本体 | Google 検索からの削除は、通常、サーバー上のページや画像ファイルそのものを自動で消す措置ではありません。 |
| 法的判断 | 通知を受けただけで、裁判所が著作権侵害を確定したことにはなりません。 |
| Search Console への通知 | サイト所有者として登録されているため、Google から対応の機会として通知されることがあります。 |
つまり、検索流入への影響はあり得ますが、根本的な対応としては、問題とされたコンテンツが実際にサイト上に残っていないかを確認することが重要です。
Lumen に通知が掲載される理由
Google は透明性のため、一定の著作権削除申し立てを Lumen に共有する場合があります。
通知文にあるとおり、個人を特定できる情報は削除されたうえで掲載される仕組みです。
掲載まで数週間かかることがあり、すぐに見つからない場合もあります。Lumen への掲載は、申し立ての存在を公開記録として示すためのもので、サイト運営者が対応しなくてよいという意味ではありません。
まず行うべき確認手順

- メールのリンクではなく Search Console に直接ログインする
メッセージ一覧から同じ通知があるか確認します。通知の真偽に不安がある場合、メール本文のボタンをすぐ押さないことが大切です。 - 対象URLを特定する
通知内の「元の申し立ての詳細」や参照IDから、どのページ・画像・動画が対象かを確認します。 - 実際の掲載状況を確認する
公開ページだけでなく、メディアライブラリ、添付ファイルURL、サムネイル、CDN、キャッシュ、古い記事も見直します。 - 利用権限を確認する
ライセンス、購入記録、利用許諾メール、制作委託契約、投稿者とのやり取りなどを確認します。 - 証拠を保存する
通知全文、対象URL、掲載状態、素材の入手経路、ライセンス資料を保存します。あとで権利者へ連絡したり、異議申し立てを検討したりする際に役立ちます。
著作権侵害に心当たりがある場合の対応
無断利用の可能性が高い場合は、一般的には対象コンテンツを速やかに削除し、同一素材を使った別ページや派生画像も確認します。ページ本文だけでなく、画像ファイルや動画ファイルが直接アクセスできる状態で残っていないかも確認しましょう。
そのうえで、必要に応じて申し立てを行った権利者または代理人に連絡し、削除済みであることを伝え、申し立ての取り下げが可能か相談します。取り下げを依頼する場合も、感情的に反論するのではなく、対象URL、削除日時、対応内容を簡潔に整理することが大切です。
誤った申し立て・正当な利用だと考える場合
自分に利用許諾がある、対象物が自作である、対象URLの指定が誤っているなど、削除が誤りだと考える事情がある場合は、Search Console の案内から再審査請求(異議申し立て通知、カウンターノーティス)を検討できます。
ただし、異議申し立ては単なる問い合わせではなく、法的な手続きです。Google は、異議申し立てを受け取った後、内容を確認し、適切な場合には元の申し立て人へ転送します。申し立て人が一定期間内に法的手続きを開始しない場合など、条件を満たせば検索結果が復元される可能性があります。
「実は無断転載だったが、いま削除した」というケースで、削除自体が誤りだったと主張するための手続きではありません。事実と異なる異議申し立ては避け、権利関係に少しでも不安がある場合は弁護士へ相談してください。
よくある疑問

サイト全体が Google から消えますか?
通常は、申し立てで指定されたURLが対象です。ただし、同種の申し立てが複数回発生すれば、検索流入やサイト運営に大きな影響が出るおそれがあります。対象範囲を確認し、再発防止を進めましょう。
Google 検索から消えたら、コンテンツもインターネットから消えますか?
いいえ。Google 検索結果からの削除と、掲載元サイトからの削除は別です。コンテンツが自サイトに残っていれば、URLを直接知っている人はアクセスできる場合があります。
申し立て内容が間違っているように見えます。すぐ異議申し立てしてよいですか?
まず、対象URLと権利関係を確認してください。自作素材・正規ライセンス・許諾書など、利用する正当な根拠を整理できる場合に限り、異議申し立てを検討するのが安全です。
まとめ
Google からの著作権関連通知は、第三者からの著作権侵害の申し立てにより、対象URLが Google 検索の削除対象になった、またはなり得ることを知らせるものです。
- 通知だけで著作権侵害が最終確定したわけではない
- 主な影響は、対象URLが Google 検索結果から削除されること
- 心当たりがある場合は、掲載元のコンテンツ自体を確認・削除する
- 誤りなら、根拠を整理したうえで再審査請求を検討する
- 異議申し立てには法的な意味があるため、不安があれば弁護士に相談する
まずは Search Console 上で通知内容と対象URLを確認し、権利関係の事実確認から始めましょう。
