こんにちは、株式会社office masui WEBディレクターの山本です。
皆さんは「オウンドメディア」という言葉に聞き馴染みがあるでしょうか。
おそらく「聞いたことがないなあ」「聞いたことはあるけどよくわからない」という方が多いと思います。
今回は、
- オウンドメディアとは何なのか
- オウンドメディアの目的
の2点に絞って解説していきます。
目次
オウンドメディアとは
オウンドメディア(Owned Media)とは、「自社で保有するメディア(発信媒体)」の総称のことです。
広義ではパンフレットなどの紙媒体や自社サイトそのものを含めますが、WEBマーケティングの世界では主に自社で運営・発信を行うブログのようなサイトを指して使うことが多いです。
このオウンドメディアと各種SNSを組み合わせて情報発信をすることで、幅広いユーザー(≒顧客)に接触することができます。
オウンドメディアの目的ってなに?
では、そもそもオウンドメディアを運営する目的とはなんでしょう。
大きい目的としては、ズバリ「顧客の獲得・創造」です。
その中でもいくつか段階があるので、順に説明します。
製品やサービスを認知してもらう(潜在顧客へのアプローチ)
自社のサイトに製品やサービスの情報を載せていても、潜在顧客が自発的にサイトに訪れてくれるとは限りません。
そもそも「知ってもらう」ために、場合によってはコストを払って広告を出したりします。ですがそれ以外の入り口としてオウンドメディアがあることで、より多くの潜在顧客の目に留まる機会を増やすことができます。
この段階ではユーザーに商品やサービスの存在を知ってもらうことが大事ですので、多くの人が見て有益な情報(いわゆる「お役立ち記事」)を書くのが有効です。
(まさしくこの記事も「お役立ち情報」です。)
またお役立ち記事を書く際は、ユーザーの検索需要を意識するように意識しましょう。
Googleで例えば「オウンドメディア」と検索すると、一番下に他の検索語句の候補が表示されます。
これらは他のユーザーが多く検索しているワードになるので、検索需要が高いといえます。
製品やサービス、自社を好きになってもらう
製品やサービスのページでは語りきれない「良さ」や「それに対する思い」を発信することで、
- 潜在顧客を見込み顧客へ変化させる
- 見込み顧客へ後押しし、顧客になってもらう
ことを狙います。
最終的にリピーターを生み出すことを目標に、自社のアピールを行っていきましょう。
SNSとの関わり
ここまで読んだ方の中には、「うちはインスタをやってるからオウンドメディアなんて要らないよ」と思う方もいるかもしれません。
しかしSNSのみでの発信は弱点があります。
それは
- 情報の蓄積
- 検索エンジン対策
です。
情報の蓄積
SNSは基本的に「新しい投稿」しか触れてもらえません。
フォローしてその人の過去の投稿を遡る、なんていうことは有名人のアカウントでもない限りそうそう起こりません。
「自社メディアで記事を書き、そのURLを概要と一緒にSNSに繰り返し投稿する」という方法を取れば、一つの情報に対して複数回発信することができます。
記事じたいは少し前に書いたものでも、SNS上では新規投稿となり目に留まりやすくなるため効果的です。
検索エンジン対策
そもそも多くのSNSでは一つの投稿に対して文字数制限があることが多いです。
Googleなどの検索エンジンにとっては
「文字数が少ない=情報が少ない→ユーザーにとって有益な情報ではない」
という判断がなされるため、SNSの投稿は検索上位に表示されづらい傾向があります。
(よほどニッチな情報であれば上位表示されることもあります。)
上の図のように、他の情報発信を中継する存在として運営することで、互いに効率よく相乗効果を生み出せます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「オウンドメディアという言葉の意味とその目的」という情報に絞って解説しました。
次回は「じゃあオウンドメディアを始めるにはどうすればいいの?」という内容をお届けします。