SSLとは?
SSLとは「Secure Sockets Layer」の略称で、Webサイトと閲覧しているユーザーのネット上でのやり取りを暗号化する仕組みのことを言います。
つまりSSL設定をしていないと、ユーザーがサイトに登録した情報、書き込んだ内容、クレジットカード情報などが抜き取られる可能性があるのです。
そのためSSL設定はWebサイトには必須です。
SSLの仕組みやSSLを設定するメリットをこの記事でお伝えします。
SSLの仕組み
普段何気なく使っているインターネットですが、実は通信している内容を盗み見されたり、情報を抜き取られたり、といった危険と隣り合わせなんです。
悪意ある人に個人情報やカード情報を抜かれたら、何をされるか分かりませんよね。 そんな危険から守る為の技術がSSLです。
SSLは、通信を暗号化する技術です。
例えば「山田 貴子」という名前をWebサイト内で登録したとして、第三者が通信を盗み見たとしてもSSL設定をしていれば「1kjiej87jek」と、関連のない文字列の羅列に変換されます。
この技術のおかげで、第三者の攻撃から身を守り、安全にインターネットを使うことができるのです。
SSLのメリット
SSLのメリットは盗み見やなりすましを防止することだけでなく、信頼や評価にも繋がります。
サイトにSSLを導入するメリットを詳しく見ていきましょう。
改ざん・なりすまし・盗聴防止
前述していますが、SSLを設定することによって、第三者の改ざん、なりすまし、盗聴などを防止できます。
通信を暗号化することによって、第三者が見ても実際の内容まで分かることはありません。
ユーザーに安心感を与えられる
SSLはサイトに訪れたユーザーにも安心感を与えます。
シェア率の高い検索エンジンの一つ「Google chrome」では、SSL化されていないサイトに対して、URLの横に「保護されていない通信」という文言が表示されます。
このマークと「保護されていない通信」という文言があるだけで、「大丈夫かな・・・?」と不安を抱いてしまいませんか?
一方でSSL化されている場合は、左端に南京錠のマークが表示されます。
強固なセキュリティを表しているように見えるので、安心感がありますよね。
ユーザーに安心してもらえないと、サイトは見てもらえません。
ユーザーの情報を守る為にもSSLは必須ですが、安心感を与えるためにも今後はなくてはならないものになるでしょう。
信頼性のあるサイトだと評価される
SSL化をしていると、ユーザーだけでなくGoogleからの評価も上がります。
SEO(検索エンジン最適化)の効果を上げるためにもSSL化は有効な手段です。
検索上位にあるサイトはGoogleを利用するユーザーにとって、安全なサイトでなければならないからです。
検索上位に表示されるためにも、Googleやユーザーに信頼性が高いサイトであると認識してもらう必要があることも覚えておきましょう。
まとめ
SSLの導入は、第三者の盗み見や改ざん防止の他、ユーザーやGoogleの信頼性、安心感を与えるためにもとても有効です。
むしろ今後SSL化されていないサイトは淘汰されていくでしょう。
Webサイトを運営する以上、SSL化は避けて通れません。
公開前にきちんと設定しておきましょう。