サイトの内容も充実させ、ブログやSNSにも力を入れているのに、思ったように集客につながらない(コンバージョンに至らない)…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
実はそれ、「サイトの導線」がうまく設計されていないからかもしれません。
集客につながる「サイトの導線」とはなにか…をお伝えします!
目次
サイトの導線とは?
導線とは「目標まで導く線」、いわばサイト訪問者への「道案内」のことです。
この導線がきちんと設計されていないと、訪問者はサイト内で迷子になってしまいます。
「商品購入したいのになかなか購入ページに辿りつかない」
「サービス内容を知りたいのにどこを見ればよいのかわからない」
そんなサイトだと、訪問した人は目的地に辿りつく前にサイトを離脱してしまいます。
基本的に、サイトを訪問して2~3クリックで目的のゴールに到達することが理想とされています。
3ステップ以内で確実にゴールに導くことができる「導線」を意識して設計することは非常に重要です。
ユーザーの動きを把握する
では導線設計するためにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、ユーザーを分析することが大切です。
「ページ毎の訪問者数」や「どこからサイトに訪問したか」、そして「どのページからどのページへ移動しているか」
このような事を分析し、ユーザーの動きを知るのです。
そうすれば、どのページにどのようなゴールを設置するべきかということがおのずと見えてきます。
Googleアナリティクスを使って分析
こちらは、Google Analytics(無料アクセス解析ツール)の「行動フロー」という画面です。
ここでは、どのページからどのページへと訪問者が移動し離脱していったのかを知ることができます。
「ページAを訪れた人のほとんどがページCに移動している」、
「離脱するユーザーが多いのはページB」など、
ユーザーの行動が一目でわかるようになっています。
こうして分析することによって、どのページにゴール設定をすればよいかがわかってくるのです。
※よりターゲットを具体的に設定し、その人物像に的確なアプローチをする方法があります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
・マーケティングでよく聞くペルソナってなに?
・【BtoB】ペルソナを設定してユーザー視点の精度をあげよう
ゴールを決める
冒頭から何度も出てきた「ゴール」とは具体的には何のことなのでしょうか?
例えば、
「商品やサービスを購入してもらいたい」
「まずはお問合せ・ご相談の連絡をしてもらいたい」
「セミナーやイベントへの参加申込み」
「採用のエントリー」
「資料請求・サンプルなどの申込み」
これらは全て、コンバージョン目標、つまりゴールとなります。
このように業種や業界によってゴールの種類はさまざまです。
ゴールは1つとは限らず複数存在することもあります。
このゴールを決めないと、設計図が定まりません。
今一度サイトを振り返り、どのゴールに辿りついてもらいたいのか、「自社のゴール」を明確にすることから始めましょう。
適切なタイミングで適切な場所にゴールを設置する
では「セミナーへの申込み」をゴールとした時を考えてみましょう。
セミナーに申し込む人は必ず「セミナーの詳細」を読んでから申し込むはずです。
それなのに、その「セミナー詳細」のページに「申込みボタン」が設置されていないとしたら、どうでしょうか?
確実にセミナー申込み数が減ることが想像できます。
ここでの理想的な「導線」そして「ゴール」は、
サイトにたどり着いたページ(ランディングページ)
➡ 「セミナー詳細」ページ
➡ 「申込みボタン」
という流れになります。
スムーズに「セミナー詳細」ページへ誘導し、その詳細を読んだユーザーが納得した上で申込みができる場所に「申込みボタン」を設置することが必要です。
設計後も定期的に分析をする
ユーザーのニーズは日々変化します。
それによって求められる導線も変わっていきます。
一度設計した導線に満足せず、定期的に効果を分析し、常に変化するユーザーのニーズに対応した導線を作るように意識しましょう。
まとめ
サイトの導線とは、訪問者そしてサイト運営者が望むゴールへと確実に導くためのルートです。
ユーザーの行動を分析し、ニーズに沿ったサイトの流れを作り、適切な場所に適切なゴールが設置されたサイト作りをしましょう。