「ブログのアクセス数が月間50万PVを超えそうだけど、Google Fontsを使っていたら従量課金されるの?」「大量のアクセスがあったらAPI制限にかかるんじゃないか心配」
Webサイトが成長してくると、これまで気にしていなかった外部サービスの利用規約や料金体系が気になり始めるものです。特にGoogle FontsのようなWebフォントは、ページが表示されるたびに読み込まれるため、不安に思う方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、Google Fontsは月間50万アクセスあっても、100万アクセスを超えても、費用は「完全無料」です。
この記事では、Google Fontsの料金体系の仕組みと、アクセスが増えたサイトで導入する際に気をつけるべき「表示速度」の対策について解説します。
目次
Google Fontsはどこまで無料?従量課金の心配は不要
Google Fontsはオープンソースプロジェクトとして提供されており、個人・商用を問わず誰でも無料で利用できます。アクセス数に応じた課金システム自体が存在しません。
30万PV規模でも完全無料
月間のページビュー(PV)やユーザー数が30万を超えたとしても、Googleから請求が来ることはありません。これはGoogle FontsのFAQ(よくある質問)や利用規約でも明記されており、どれだけトラフィックが増えても利用料は0円です。
商用利用もOK
ブログやコーポレートサイトだけでなく、
以下のような商用プロジェクトでも問題なく利用可能です。
企業のロゴデザイン
商品パッケージや印刷物
有料のスマートフォンアプリ
YouTubeなどの動画コンテンツ
電子書籍
提供されているフォントの多くは「SIL Open Font License」というライセンスに基づいており、自由な利用が認められています。
大量アクセスがあるサイトでの注意点
料金の心配はありませんが、アクセス数が多いサイト(月間50万PV規模など)では、「表示速度(パフォーマンス)」に注意を払う必要があります。
Webフォントはサーバーからフォントデータを読み込むため、設定を誤るとページの表示が遅くなり、SEO(検索順位)やユーザー体験(UX)に悪影響を与える可能性があります。特に日本語フォントは文字数が多くファイルサイズが大きくなりがちなので、以下の対策が推奨されます。
1. 必要なウェイト(太さ)だけを読み込む
Google Fontsでは、Thin(100)からBlack(900)まで多くの太さが用意されていますが、すべてを選択するとファイルサイズが巨大になります。
通常は、本文用のRegular (400)と、見出し用のBold (700)など、必要最低限のスタイルだけを選んで読み込むようにしましょう。
2. 「サブセット化」を検討する
日本語フォントには数千〜数万の漢字が含まれていますが、実際にWebサイトで使用する文字は限られています。使用頻度の高い文字(ひらがな、カタカナ、常用漢字など)だけを抽出した「サブセット」を使用することで、読み込みデータを大幅に軽量化できます。
Google FontsのCDN(配信サーバー)を使用する場合、自動的に最適化が行われる場合もありますが、より高速化を目指すならtext=パラメータを活用して必要な文字だけを指定するテクニックもあります。
3. 表示のチラつきを防ぐ(font-display: swap)
フォントが読み込まれるまでの間、文字が何も表示されない状態(FOIT)を防ぐために、CSSでfont-display: swap;を指定することをおすすめします。
これを設定すると、Webフォントの読み込みが完了するまではデバイスの標準フォントで文字が表示され、読み込み完了後にパッとWebフォントに切り替わります。これにより、読者を「文字が出ない」状態で待たせることがなくなります。
おすすめの日本語Google Fonts
読みやすさとデザイン性を兼ね備えた、50万PV規模のサイトにもおすすめのフォントをいくつか紹介します。
Noto Sans JP
GoogleとAdobeが共同開発した、最も標準的で読みやすいゴシック体です。クセがなく、どんなサイトにも馴染みます。
M PLUS 1p / Rounded Mplus 1c
少しモダンで柔らかい印象を与えたい場合に適しています。「Rounded」は丸ゴシック体で、親しみやすい雰囲気になります。
LINE Seed JP
LINE社が提供している汎用性の高いフォントです。視認性が高く、スマートフォンでの閲覧にも適しています。
まとめ
Google Fontsは、月間50万アクセスを超えるサイトであっても完全に無料で利用できます。従量課金や突然の請求を心配する必要はありません。
ただし、アクセスが多いサイトだからこそ、ユーザーを待たせないための「軽量化」は重要です。必要なウェイトだけを選び、適切な設定を行うことで、デザイン性と快適な表示速度を両立させましょう。
