Google Workspaceのカーボンフットプリントを見る機能があるっとご存知でしたか?
結論から言うと、これはあなたの会社が使っているGmailやGoogleドライブなどのサービスが、どれくらい地球環境に影響(CO2排出)を与えているかを数値化して教えてくれる機能です。
この記事では、「なぜこの機能があるの?」「どうやって見ればいいの?」「どんなメリットがあるの?」という疑問を、サクッと分かりやすく解決します!
1. Google Workspaceのカーボンフットプリントって何?
カーボンフットプリント(Carbon Footprint)を直訳すると「炭素の足跡」です。

私たちが普段、PCやスマホでGmailを送ったり、Google Meetで会議をしたり、Googleドライブにファイルを保存したりするとき、Googleの巨大なデータセンター(サーバー)が動いています。
このサーバーを動かすためには大量の「電力」が必要で、その発電の過程で温室効果ガス(CO2など)が排出されます。
Google Workspaceのカーボンフットプリントは、「あなたの会社がGoogle Workspaceを使うことで、どれだけのCO2を排出したか」を自動で計算し、グラフでわかりやすく見せてくれるツールです。
2. そもそも、なんでこの機能があるの?
最大の理由は、「企業の環境に対する責任(サステナビリティ)」が世界中で強く求められるようになったからです。
最近、SDGs(持続可能な開発目標)やESG投資(環境・社会・ガバナンスに配慮した企業への投資)という言葉をよく聞くようになりましたよね。企業は今、「自社がどれくらい環境に負荷をかけているか」を正確に測り、社会に報告し、減らしていく責任があります。
「自社にあるパソコンの電気代」だけでなく、「外部から借りているクラウドサービス(Google Workspaceなど)が消費している電力」も報告の対象になるため、Googleがこの機能を無料で提供してくれているのです。
3. レポートを出すにはどうしたらいい?
このデータは、Google Workspaceの「管理コンソール」から簡単に確認できます。
特別な設定や複雑な計算は必要ありません。
【確認のステップ】
- Google Workspaceの管理コンソールにログインする。
- 左側のメニューから [レポート] > [Carbon Footprint] をクリックする。
- これだけで、月別の排出量やアプリ別の排出量がダッシュボードに表示されます!
💡 ワンポイント
このレポートを見るには、管理者が「Carbon Footprint のレポート」の閲覧権限を持っている必要があります。もし見られない場合は、システム管理者に「サステナビリティのレポート権限を付与してほしい」と依頼してみてください。

4. これがあることでどういうメリットがあるの?
導入することで、企業にとって主に3つの大きなメリットがあります。
- 正確なデータが自動で手に入る自力でクラウドのCO2排出量を計算するのはほぼ不可能です。Googleが国際的な基準(※GHGプロトコル)に沿って正確に計算してくれるため、そのまま公式なデータとして使えます。
- アプリごとのムダが見える化される「Gmail」「Googleドライブ」「Google Meet」など、どのアプリで一番CO2を出しているかがグラフで一目でわかります。
- 企業のイメージアップに繋がる(PR効果)「我が社はクラウドの利用による環境負荷もしっかり管理しています」と社外の環境報告書やWebサイトでアピールでき、企業の信頼度が高まります。
(※) GHGプロトコル:温室効果ガスの排出量を計算し、報告するための世界で最も使われている国際基準のこと。
5. どういうふうに使ったらいい?(具体的な活用法)

実際にこの機能をどう業務に活かせばいいのか、おすすめのステップをご紹介します。
- 現状を把握する(毎月のチェック)まずはダッシュボードを見て、「うちの会社は毎月〇〇kgのCO2を出しているんだな」「ドライブのデータ保管が一番割合が高いな」という現状を知りましょう。
- 社内ルールを作り、削減アクションを起こすデータをもとに、従業員にエコな使い方を呼びかけます。
- ドライブの整理: もう使っていない古い大容量の動画ファイルや不要なデータを削除する。
- メールの工夫: 不要なメルマガの購読を解除する、無駄なCCメールを減らす。
- Meetの工夫: 音声だけで十分な会議は、カメラをオフにして通信量を減らす。
- 環境レポート(サステナビリティ報告書)に記載する年に1回発行する自社の環境レポートやコーポレートサイトに、「Google Workspaceのカーボンフットプリントを活用し、前年比で〇〇%のCO2削減に成功しました」といった具体的な成果を掲載しましょう。
まとめ

カーボンフットプリントとは?:Google Workspaceの利用で発生したCO2排出量を「見える化」するツール。
なぜあるの?:企業が環境への責任を果たし、報告しやすくするため。
出し方は?:Google Workspaceの管理コンソールからすぐに確認可能。
メリットは?:面倒な計算なしで正確な数値が手に入り、企業のPRに使える。
活用方法は?:現状を把握し、不要なデータの削除など社内の「デジタル・エコ活動」を推進する。
今日からでも、自社のデータがどうなっているか管理画面を覗いてみてくださいね!
参考資料
本記事は、以下の公式情報をもとに作成しています。
- Google Cloud:Carbon Footprint の概要
- Google Workspace 管理者ヘルプ:組織のカーボン フットプリント レポートを表示する
- Google Workspace Updates ブログ:Google Workspace のユーザーが Electricity Maps を使用して排出量を管理可能に
