ホームページ作成に使える無料ツールおすすめ6選!有料ツールとの違いとは

2022年12月27日

Web集客が主流になってきている今、ホームページの重要性を感じている方も増えています。

しかし「ホームページ作成を制作会社に依頼すると高くつくからできるだけ安く済ませたい。」と思う方も多いのではないでしょうか。

ホームページの重要性が高まってきた今では、HTMLやCSSなど、難しいコードを理解していなくても、決まったテンプレートやフォーマットを利用することで、誰でも簡単にホームページが作成できるツールが充実しています。

この記事では、無料でホームページを作成できるツールの中で、機能性が高い6つのツールに絞ってご紹介します。

また、無料である以上、それらのツールで作られたホームページにはデメリットも出てくるでしょう。
有料ツールとはどのような違いがあるのか、あなたの目的には無料、有料どちらのツールが合っているのか、この記事を読んでご判断いただければ幸いです。

無料のホームページ作成ツールを選ぶ際に重視するポイント

無料のホームページ作成ツールは近年需要が拡大し、さまざまなツールが出てきています。

この記事でも6つの無料ツールをご紹介しますが、最終的に何を基準に選べばいいのか、初心者にとっては判断が難しいですよね。
無料のホームページ作成ツールを選ぶ基準は以下の5つです。

  • 初期費用
  • ページ数
  • 容量
  • 広告表示の有無
  • 独自ドメイン*¹が使えるか
  • SSL設定*²ができるか

*¹独自ドメインとは…URLの中に表記される一部分(幣サイトの場合「office-masui.com」)を「ドメイン」と言い、独自ドメインはこ²の部分を独自で選定できます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

*²SSL設定とは…ネット上でのやり取りを暗号化する仕組みのこと。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

まずは、無料ツールを選ぶ際に重視するポイントについて、以下でご紹介する6つのツールを比較してみましょう。

初期費用ページ数容量広告表示独自ドメイン*SSL設定
WordPressなし無制限無制限ありあり(自ら取得)あり(自ら取得)
Jimdoなし5ページ500MBありなしあり
Ameba Owndなし10ページ1Gありあり(自ら取得)あり
Wixなし無制限500MBありなしあり
Weeblyなし無制限500MBありなしあり
STUDIOなし5ページ100MB ありなしあり

*独自ドメインはWordpress以外のツールでは「なし」ですが、いずれも有料プランにグレードアップすれば取得可能です。

無料でホームページ作成できるものは、ツールによってページ数に制限があったり、容量も少ないものが多いです。

それでも、数ページの簡易なホームページや、1ページのみで構成されるLPなどであれば無料のツールでも十分な場合もあるでしょう。

無料ツールの場合、できること、できないことがそれぞれ出てくるため、自分のホームページにはどのような機能が必要かをあらかじめ考えておく必要があります。

ホームページ作成に使える無料ツールおすすめ6選

それでは続いて、ホームページ作成に使えるおすすめの無料ツール6つそれぞれの特徴を見ていきましょう。

①Wordpress(ワードプレス)

引用元:https://wordpress.com/ja/

WordPressは、世界的にもシェア率が高い、ホームページ作成ツールです。

特に日本では多くの企業や事業主がWordpressを使って、ホームページやWebサイトを作成しています。

ただし、Wordpressは他の無料ツールとは違い、共用ドメイン(ツールに属したドメイン)がないため、自身でドメインやサーバーを契約する必要があります。つまり、Wordpress自体は無料で利用できますが、ドメインやサーバーの料金はかかってくるということです。

※別サービスとなる「Wordpress.com」では完全無料で利用できますが、こちらは「ブログサービス」という位置づけのため、ホームページ作成には向いていないと考えています。

その点は少々ハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、ホームページの信頼性担保や今後の運営を考えると、独自ドメインでの運営をしておいた方が安心ですよ。

そんなWordpressの特徴は以下の5つです。

初心者から制作会社まで幅広く使われている

WordPressは、世界中で多くのシェアを獲得していることから、初心者だけでなく、制作会社やサイト制作上級者まで、幅広く利用されています。

そう聞くと、上級者が使うようなツールなんて使いこなせるのか…と不安になるかもしれませんが、ホームページを作るのが初めての初心者でも手軽に利用できるのがWordpressです。

HTMLやCSSなどのコードを使って一から構築するわけではなく、テンプレートやテーマなどを使うことができるので、初心者でもプロさながらのホームページを作ることができます。

テンプレートやテーマが豊富

前述しましたが、Wordpressにはデザインのテンプレートや、”テーマ”と言われるWebサイト全体のテンプレートを使うことができます。

WordPressは、このテーマが豊富にあり、デザインの経験がなくてもテーマを適用することで手軽にオシャレなホームページができあがるのです。

WordPressのテーマは、世界中で数多くのエンジニアが手がけており、業種別に作られたものや、用途別(ブログ用、ホームページ用等)に作られたものがあり、自身のサイトに合ったものを選択できます。

テーマを使うことで、ホームページの土台が用意されるので、その上に画像やテキストなどを載せていくことで、ホームページが作成できるという優れモノです。

オシャレで使いやすいテーマは有料のものが多いですが、ほとんどのテーマが買い切りのため、初期費用をかければランニングコストはほぼかかりません。

テーマにお金をかけたくない、という場合は無料のテーマも検討するとよいでしょう。

プラグインが豊富

WordPressには、機能を追加するための”プラグイン”というものがあります。

プラグインは、スマホで言うアプリのようなもので、元々Wordpressにない機能を追加し、より便利に使えるようにカスタマイズできます。

WordPressには、プラグインの種類も豊富にあるため、装飾を追加したい、お問い合わせフォームを作りたいなどの簡単な機能追加であればプラグインのインストールで事足りることが多いです。

情報量が多い

WordPressは、多くの人が利用しているため、情報が豊富にあります。

例えば、ホームページを作っている途中で分からないことや困ったことがあっても、ネットで検索すればほとんどの困りごとは解決できるでしょう。

WordPressのインストール方法や、Wordpressの使い方などは、ネットだけでなく書籍も豊富にあるため、1冊持っておくと安心ですね。

自由度が高い

WordPressは、テーマやプラグインといった便利なものを使うだけでなく、それらのカスタマイズも可能です。

カスタマイズすることで、より独自性の高いホームページを作成できます。

本格的にカスタマイズするには、コードの内容を理解し、難しいコードを書いていく必要がありますが、色や画像の大きさ、コンテンツ位置の変更などは、ネット上で解説されている記事も多いので、初心者でも指定のコードを書き換えれば可能でしょう。

②Jimdo(ジンドゥー)

引用元:https://www.jimdo.com/jp/

Jimdoは、ドイツ発祥のホームページ作成ツールです。
日本語対応もしていて、日本でも多くの人が利用しており、無料のホームページ作成サービスとしては業界を代表するツールであると言えるでしょう。

Jimdoはホームページを始め、ブログやネットショップも開設できます。

SNSとの連携も可能なため、ホームページと合わせてSNS集客もしたい、という方にはおすすめのツールです。

それではJimdoの特徴について見ていきましょう。

SNS連携ができる

Jimdoは、Twitter、Instagram、facebookを始め、さまざまなSNSと連携が可能です。

SNSの利用者は年々増加しており、今後のWeb集客に欠かせないものになるでしょう。ホームページにSNSを連携しておくことで、ホームページに訪れたユーザーに対してSNSの存在もアピールできます。

今後SNSが企業にとっても必須になってくることを考えると、SNS連携がカンタンにできるところは、Jimdoの強みであると言えるでしょう。

AIで自動生成が可能

Jimdoには「ジンドゥー AI ビルダー」という、ホームページを自動生成できる機能があります。いくつかの質問に答えることで、あなたの業種に合ったメニューやページを作成できます。

オシャレなデザインのホームページが自動でできあがるため、初心者におすすめの機能です。

初心者向けの操作感

Jimdoには、「Jimdo AI ビルダー」のほか、「ジンドゥークリエイター」という機能もあり、こちらは豊富なレイアウトの中からデザインを選び、そこにコンテンツや画像をドラッグ&ドロップで移動させながら作り上げるホームページです。

こういった「ジンドゥークリエイター」を始め、操作感の良さや管理画面の使いやすさもJimdoが指示される理由の一つでしょう。

ネットショップが開設できる

Jimdoではホームページだけでなく、ネットショップの開設も可能です。

無料プランの場合、掲載できる商品の数は5点までと少ないですが、試しにネットショップを開設してみたい、という方にとっては気軽に始められるのが利点です。

③Ameba Ownd(アメーバ オウンド)

引用元:https://www.amebaownd.com/

Ameba Ownd(アメーバオウンド)は、アメブロを運営している株式会社サイバーエージェントが提供しているホームページ作成ツールです。

テンプレートの数が20種類と少ないですが、シンプルで洗練されたデザインのため、芸能人やアーティスト、スターバックスコーヒーなどでも使われています。

しかし、オシャレなテンプレートが多い半面、カスタマイズはしにくい仕様になっています。そのため、独自性を出したい方にとっては物足りなく感じてしまうかもしれません。

では、Ameba Owndの特徴を詳しく見ていきましょう。

独自ドメインが使える

Ameba Owndは、無料ホームページ作成ツールの中では珍しく、独自ドメインが設定できます。

WordPressと同じように自分でドメインを取得する必要はありますが、企業のホームページにとって独自ドメインは必須と言えるため、この特徴は重宝される部分でしょう。

SNS連携ができる

アメブロはもちろん、InstagramやTwitterなど、SNSアカウントと連携することができます。

今は企業も、あらゆるSNSを活用しながら集客をおこなう時代です。

雑多になりがちなSNSをホームページに集約しておくことで、まとまった情報をホームぺージで提供できます。

BASEアカウントとの連携ができる

Ameba Ownd自体にネットショップの機能はついていませんが、BASEアカウントと連携ができるため、手軽にネットショップを始めることができます。

商品登録画面も分かりやすく、初心者でも迷うことなく入力ができる仕様です。

ネットショップ専用のテーマもあるため、ホームページとの使い分けをする場合には便利ですよ。

スマホアプリからも操作可能

Ameba Owndは、スマホアプリからも更新ができるため、移動が多い人にとっても有用なツールです。

忙しい合間を縫って記事の更新をしたい、今すぐ情報を修正したい、という時にもスマホアプリから操作ができれば便利ですよね。

また、Ameba Owndは、元々アメブロから派生したツールのため、スマホでもブログ記事が書きやすい仕様になっています。

④Wix(ウィックス)

引用元:https://ja.wix.com/

Wixは、イスラエル発祥のホームページ作成ツールで、世界中で2億人以上の方に利用されるほど人気のサービスです。

ドラッグ&ドロップで直感的に操作ができる点や、ADI(人口デザイン知能)による自動作成などが人気の理由です。

しかし、Wixはカスタマイズ性が高く、細部まで作りこむことでデザイン性を高めていくため、初心者の中には難しいと感じてしまう方もいるようです。

それではWixの特徴を一つずつ見ていきましょう。

直感的に操作ができる

Wixは、コードなどを書く必要はなく、ドラッグ&ドロップで直感的にホームページを作り上げることができます。

必ずテンプレートを使う必要はなく、まったくの白紙から作ることもできるため、初心者はテンプレートで手軽に作り、中級者、上級者は白紙から自由に作るなど、利用者のスキルによって使い分けが可能です。

スマホアプリで更新できる

Wixには、スマホアプリからもアクセスでき、更新作業やアクセス解析、訪問者とのやり取りなどもスマホで完結できます。

移動中にスマホから更新作業をしたり、アクセス状況を確認することもできるため、忙しい人にとっては嬉しい機能です。

動的なホームページが作れる

Wixでは、横並びの画像を自動的にスクロールさせるスライダーや、アニメーションなど、動的なデザインも実装できます。

通常だと、このような動的なデザインを付け加えるにはJavaScriptという言語を使う必要がありますが、Wixでは言語を使うことなく動的コンテンツの実装が可能です。

ただし、動的デザインが多くなると、サイト自体が重くなってしまい、ユーザーにとっては使いづらくなってしまうため注意しましょう。

テンプレートが豊富

Wixには、あらゆる業種やビジネスに対応したテンプレートが800種類以上も用意されています。

これだけの種類があれば、あなたのビジネスに合ったホームページが作成できるのではないでしょうか。

ホームページ、ネットショップ、ブログなど、用途に合わせたテンプレートを選ぶことができるため、さまざまなビジネスに対応できます。

⑤Weebly(ウィーブリー)

引用元:https://www.weebly.com/jp

Weeblyは、アメリカ発祥のホームページ作成ツールです。Weeblyの公式サイトは日本語版もありますが、マニュアルやサポートはまだ日本語対応がされていないため、問い合わせのハードルは高くなっています。

しかし、Weeblyの操作画面はシンプルで、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作が可能となっており、操作性はよいと評判です。

それではWeeblyの特徴を見ていきましょう。

デザイン性の高いテンプレートが多い

Weeblyは、デザインの最先端であるアメリカ発ということもあり、テンプレートがプロ仕様で作られています。トップレベルのデザイナーが手がけているテンプレートなので、シンプルながらも洗練されたデザインのテンプレートが多いのが大きな特徴です。

ネットショップ、ビジネス、ブログなど、さまざまな用途に合わせたテンプレートが並んでいます。

SEO対策をしてくれる

Weeblyは、無料のホームページ作成ツールにも関わらず、SEO対策にも力を入れています。

※SEO対策とは…検索結果で上位表示させるための施策

Weeblyで作られたすべてのサイトに、SEO対策に必要なサイトマップやメタ記述などが備わっています。

無料ツールでSEO対策もしてくれるツールは数少ないので、ホームページで集客をしたいと考えている方にはおすすめです。

アプリで機能追加ができる

Weeblyでは、アプリでの機能追加ができる点も他とは違う特徴です。

通常、機能を追加しようと思うとHTMLなどのコードを書くスキルが必要ですが、Weeblyの場合はアプリをインストールするだけで機能追加が可能です。

ホームページに追加したい機能があれば、アプリを検索しインストールすることでエディタに表示され、自分好みのホームページにカスタマイズすることができます。

⑥STUDIO(スタジオ)

引用元:https://studio.design/ja

STUDIOは、ドラッグ&ドロップで直感的に操作ができるほか、0からオリジナルのサイトを作成することもできるため、初心者からプロの方まで、幅広く利用されています。

しかし、無料プランの場合、作成できるページが5ページまで、容量も100MBと、ホームページを作るとなるとやや心もとない印象です。

では、STUDIOの特徴を見ていきましょう。

直感的に操作ができる

STUDIOの操作画面は、他の無料ツールと同じく、ドラッグ&ドロップで直感的に操作が可能です。

初心者でも操作に迷いづらく、細かいデザインの修正もマウスを操作するだけでカンタンにおこなうことができます。

デザインの自由度が高い

STUDIOは、テンプレートだけでなく、0からホームページを作成できるため、デザインの自由度は非常に高いです。

デザインだけはこだわりたい、自社のオリジナルのデザインにしたい、といった場合であればSTUDIOの自由度の高さが大きなメリットになるでしょう。

共同編集ができる

STUDIOは、複数人で共同編集ができます。通常、管理画面に入って操作をおこなうのは一人だけですが、STUDIOであれば、一人はデザインをしながらもう一人はテキストを入力していく、といった共同作業が可能です。

共同編集ができることで、時間のロスが発生せず、効率よくホームページを作り上げることができます。

フォントが豊富

SDUDIOでは、モリサワフォントも無料で利用できるため、他サイトとの差別化にも一役買ってくれます。

モリサワフォントとは、株式会社モリサワが提供しているフォントのことを言い、通常のフォントよりも質が高いものが多く、デザインの幅が広がるため、デザイン界では有名です。

STUDIOには、モリサワフォントを含めた900種類以上のフォントがあるので、他社との差別化にもおすすめです。

無料ツールでホームページを作成するメリット

ホームページを無料で作成できるツール6つは、どれも優良なツールではありますが、やはり無料である以上ある程度の制限はかかってしまいます。

無料ツールを使ってホームページを作成するメリットは主に2つです。

順に見ていきましょう。

コストが抑えられる

通常、ホームページを作るためには数十万円以上のコストがかかります。

その上、更新や変更なども制作会社に依頼するとなると、ランニングコストもかかり続けます。

初心者でもホームページを作れる無料ツールを使って、最大限コストを抑えてホームページを作れば、大きなコスト削減につながります。

HTMLやCSSの知識が必要ない

ホームページを一から作成するには、HTMLやCSSなどのコードを使って作り上げることがほとんどです。

しかし、ほとんどの無料ツールは、そういった知識がなくてもホームページが作成できるような機能が揃えられています。

テンプレートに沿って、画像やテキストを埋め込むだけでホームページが完成したり、AIで自動作成してくれるツールもあります。

初心者でも、プロが作ったような見た目のホームページが作れるところも大きなメリットです。

無料ツールでホームページを作成するデメリット

一方、無料でホームページを作成できるということは、デメリットも大きくなります。

これらのデメリットが、あなたや会社にとって、どの程度の影響があるのか、無料ツールを使ってホームページを作成する前に、一度考えてみてもいいかもしれません。

独自ドメインを利用できない場合が多い

今回記事でご紹介している中で、無料のままで独自ドメインが使えるのは「Wordpress」と「Ameba Ownd」のみです。これら二つのツールにおいても、独自ドメインは自身で取得する必要があり、ドメインの取得には年間2000円程度の費用がかかります。

※独自ドメインについてはこちらの記事をご参照ください。

他のツールは無料のままでは独自ドメインが使えず、各媒体に依存する形になってしまうのです。

媒体に依存してしまうと、その媒体が何らかの理由で使えなくなった時に、あなたのサイトも消えてしまうリスクがあります。

また、独自ドメインを使っていないサイトは、ユーザーにも信頼されにくいです。

特に企業のホームページとなれば、ユーザーの信頼を獲得するためにも、独自ドメインは必ず取得するべきでしょう。

自動広告が表示される

無料で利用できるツールでは、ホームページに自動で広告が表示されます。無料でツールを利用できる代わりに、広告を表示し、利益を得ているのです。

今やWeb広告は、検索結果やSNSなど、あらゆる場所で表示されているため、自動広告が表示されるくらい大丈夫だろう、と思われるかもしれません。

しかし、表示される広告は選べないため、ホームページにそぐわない広告が表示されたり、競合の広告が表示され、ユーザーが流れてしまうリスクも考えておく必要があります。

自由度が低い

多くの無料ツールは、初心者でも作りやすいように、あらかじめテンプレートが用意されています。

既存のテンプレートで満足できればよいですが、作っているうちに「画像をもっと多くしたい」「間隔をもう少し空けたい」といった要望も出てくると思います。

そういった細かいデザインの調整ができないことはデメリットだと言えるでしょう。

SEO対策に弱い

SEO対策とは、検索結果で上位表示させるための施策を言いますが、無料ツールの中には、最低限のSEO対策をしてくれるツールもあります。

しかし、ここでされるSEO対策は、本当に最低限のものであり、Web集客に力を入れている他社よりも上位に表示させるためには、相応の対策をしなければいけません。

Web集客に力を入れる企業が増えている今、無料ツールのSEO対策だけでは心もとないことは知っておきましょう。

外部ツールとの連携がしづらい場合がある

ホームページを作成した後は、アクセス解析をしたり、ユーザー行動を分析し、改善を繰り返していくことが大切です。
そうすることで、集客もできるツールへと育てていくのですが、無料ツールの中にはアクセス解析に必要な「Googleアナリティクス」や「サーチコンソール」といった解析ツールと連携しづらいものもあります。

こういったツールと連携ができなければ、ホームページを育てることが難しくなり、名刺としての役割しか果たせなくなります。

無料ツールでホームページを作る方がいい人とは

上記でお伝えしたように、無料のホームページ作成ツールは「集客できるホームページを作る」ためには、やや不安が残ります。

しかし、無料ツールを目的に沿って使うことができれば、コストを抑えられ、初心者でもカンタンに作れるというメリットは大きいでしょう。

ここでは、無料ツールでホームページを作る方がいい人について解説します。

名刺代わりのホームページが欲しい人

ホームページを作る目的は様々です。Web集客が主流になりつつある昨今では、集客のためにホームページを開設する会社が増えています。

しかし、集客には困っていないけど、とりあえず信用のためにもホームページは開設しておきたい、お客様や取引先に見せられるような名刺代わりのホームページを持っておきたい、という方も多いです。

そういった目的であれば、無料ツールで作られたホームページでも問題ないでしょう。

最低限の情報だけを載せたい人

無料で使えるプランでは、多くの場合作成できるページ数が決まっています。ページ数に制限があるということは、それだけ情報が少なくなるということです。

そのため、情報を多く載せたい人や、最新情報やブログを更新したい方には向いていません。

最低限の情報だけをホームページに載せておきたい、という方には無料ツールが使いやすくておすすめです。

有料でホームページを作る方がいい人とは

無料ツールではなかなか手が届かない部分は有料で作成するしかありません。

単にホームページを「情報を掲載する場所」「名刺代わり」として利用するには無料ツールでも事足りますが、集客をしたい、信頼性を高めたいという場合には有料で作成することがおすすめです。

では具体的にどのような人が有料ツールに向いているのかご説明します。

ホームページを集客ツールとして使いたい人

人々が当たり前にネット検索やSNS検索をしてモノを探す時代において、Web集客は企業にとって欠かせない施策です。

ホームページは正しく運用すれば、集客ツールとして育てることもできます。

ホームページで集客するためには、SEO対策は不可欠です。また、更新頻度を高め、ページ数を増やしていくことも必要です。

外部ツールと連携し、アクセス解析をしながら問題点を解決していくことで、徐々に集客できるホームページに育てることができます。

そのため、ホームページに予算をかけることは避けられないでしょう。

しかし、今ホームページに予算をかけることで、この先の集客に貢献し、売上を上げられる資産を構築することができますよ。

信頼性のあるホームページを作りたい人

ホームページで、ユーザーの信頼性を獲得できなければ、集客には結びづらくなります。

信頼関係を結ぶことが、集客への近道です。

信頼性のあるホームページを作るためには、独自ドメインであることは最低限必要でしょう。また、数年更新されていないホームページよりも、常に最新情報を更新しているホームページの方が、信頼性は高いです。

さらに、提供するサービスにおけるユーザーの困りごとを解決する記事などを投稿することによって、より信頼性は高まります。

まとめ:無料と有料どちらがいいか、目的に合わせて考えよう

ホームページ作成を無料でできるツールを使えば、初心者でもプロ並みのデザインでホームページを作成できますが、ホームページで集客をしたいのであれば「見た目がいい」だけでは不十分です。

ホームページを名刺代わりや、最低限の情報だけを掲載する場として利用するだけであれば無料ツールでコストを抑えることも可能でしょう。

目的に合ったホームページを、目的に合った方法で作るためには、何のためにホームページを作るのか、を事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

集客もしたい、信頼性の高いホームページを作りたい、という場合は有料ツールを使うか、もしくは制作会社に依頼することがおすすめです。

今後Web集客はさらに加速し、企業にとっては欠かせない施策になってくるでしょう。

集客できるホームページは会社の資産になります。

どんなホームページを作成するのか、今後のことも視野に入れて慎重に検討しましょう。

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