独自ドメインについてとそのメリット・注意点

2021年11月19日

独自ドメインとは

独自ドメインって聞いたことありますか?

まず、ドメインとは、インターネット上でのサイトの住所の役割を果たしているものです。「それってURLのこと?」と同じように捉えられている方もいるかもしれませんが、わかりやすく比較すると、URLとの違いや無料ドメインとの違いは以下の通りです。

【URL】https://kiiweb.info/
【独自ドメイン】kiiweb.info
【無料プロバイダドメインの例】domainservice.com/blog123/ooo.html

このドメインの文字列は、登録者が自由に決められます。

取得にはドメイン登録サービスを利用して登録します。複数あるこのドメイン登録サービスの中から、どのサービスを使っているかに関わらず、同じドメインを重複して利用することはできません。唯一無二で他と重複しないので、独自ドメインと呼ばれています。

独自ドメインのメリット

独自ドメインのメリットとして大きな効果が「信頼性の証明」になることです。

ドメインによって、登録者や連絡先などの情報がインターネット上に公開されます。

登録者の情報が直接公開されていなくても、最終的に取次業者によって登録者に連絡が取れるようになっている為、独自ドメインを持っているだけで信頼性は上がると言えるでしょう。

また、無料で利用できるプロバイダのドメインと比べて、独自ドメインで作られたWebサイトは会社の資産になります。

SEO対策や被リンク対策を自社でしていく場合にも、独自ドメインは必須です。

無料ドメインとは違い、サーバー移転時もドメインを変更することなく移転が可能で、継続により強化するドメインパワーをそのまま引き継げるため、資産として活用できるでしょう。

独自ドメインを取得する際の注意点3つ

支払いについて

独自ドメインは少なからず費用が発生します。

この支払いについては初期費用だけではく、ドメインを保持していく上で、更新の度に支払いが発生します。この支払いに紐づけているカード情報のクレジットカードを紛失した場合や、クレジットカードを切り替えたのに忘れたまま有効期限を迎えてしまう、などの場合、更新ができなくなり、サイトを維持することができなくなってしまうリスクも。

クレジットカードの変更の際にはきちんとドメインの支払い情報も合わせて変更を忘れないよう、注意しましょう。

厳重な管理が必要

大きな会社ほど注意が必要なのが、移管手続きについての管理です。

移管申請は誰でも、言い方を変えれば無関係の第三者でも、申請することができます。もちろん、この移管申請があった場合、所有者に通知される仕組みにはなっていますが、IT管理者がつい素直に移管申請が社内からのものであると疑わなかったことで、発生した事例もあります。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1904/11/news024.html

ドメイン名が高い価値をもつようになったからこそ起こりうるリスクでもありますね。

希望する文字列が使えない場合がある

他と重複しないよう唯一無二のものなので、先に他で利用されている。

使いたい文字列にこだわりすぎて、末尾のTLD(トップレベルドメイン)を変更することで費用が大きく変わることもあるので、注意が必要です。

例えば、.comの場合年間約¥980〜、対して.co.jpの場合3倍以上になることも。

取得にあたっては、この費用加算に備え、複数の文字列を候補にあげておきましょう。

以上3つの注意点に留意して、独自ドメインを育てて価値を高めていくことは、大きなメリットを産出します。

必須の条件として捉えるだけでなく、どうせなら独自ドメインを唯一無二の資産として育てて楽しみましょう。