前回の記事ではGoogleアナリティクスで把握するべきポイント – オーディエンス編をお届けしました。
今回は集客編となります。
前回のオーディエンス編をご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。
Googleアナリティクスで把握するべきポイント – オーディエンス編
前回のおさらい
Web集客において見るべきは、「集客」メニューの中にある「トラフィック獲得」レポートです。
「どこから来たか(チャネル)」
「質はどうか(エンゲージメント)」
「成果につながったか(コンバージョン)」
の3点さえ押さえれば、改善のヒントは必ず見つかります。
この記事では、プロが現場でチェックしているポイントを、
最新のGA4(Googleアナリティクス4)に合わせてわかりやすく解説します。
各項目のアクセス解析と改善を繰り返し、ユーザーにとって使いやすく成約率の高いサイトづくりがサイト運用の成功ポイントとなります。
今回はどの様な方法でサイトにアクセスしたかチェックする集客について解説いたします。
Google アナリティクスの集客について
集客とはユーザーがサイトにどこからアクセスしたかを確認することができる項目です。
ユーザーがサイトに訪問する方法は様々で、
- 自然検索
- SNS
- 他サイトからのリンク
- 広告
などから訪れる場合があります。
この様なアクセス方法を把握することで、自社で行った施策の効果を確認することができ、サイト改善のヒントを得ることができます。
オーガニック検索
サイドバーの「集客」から「全てのトラフィック」そして「チャネル」をクリックします。

設定した期間にユーザーがどこから来ているのか確認できます。
ここで表示されるチャネルは以下の種類に分類されます。
- Organic Search:自然検索
- Direct:直接流入
- Referral:別サイトからの流入
- Social:SNSからの流入
- Email:メールからの流入
- Paid Search:有料広告からの流入
- Other:その他の流入
SEO対策の観点から見ると検索結果からの流入を意味するOrganic Searchが特に重要となり、Organic Searchが増えていればSEO対策が成功していると言えます。
参照元/メディア
「集客」から「すべてのトラフィック」そして「参照元/メディア」を開くと各ドメインが表示される様になります。

ここでは上記のチャネルをさらに詳しく知りたい時にみるページです。
トラフィックの増減があった時に確認しましょう。
参照元とはトラフィックの流入元、たとえば検索エンジン(google など)やドメイン(example.com)を指します。メディアとは、参照元の一般的な分類、たとえばオーガニック検索(organic)、クリック単価による有料検索(cpc)、ウェブサイトからの紹介(referral)などです。 参照元 / メディアは参照元とメディアという 2 つのディメンションを合わせたディメンションです。参照元 / メディアはたとえば google/organic、example.com/referral、newsletter9-2014/email のようになります。
流入キーワード
「Google検索から人が来ているのはわかったけど、具体的にどんな言葉(キーワード)で検索されたの?」
これも非常に重要なポイントですが、実はGoogleアナリティクス(GA4)だけでは詳しく見ることができません。プライバシー保護の観点から、多くのキーワードが「(not provided)」と表示されて隠されてしまうからです。
キーワードを知るためには、Googleが提供しているもう一つの無料ツール「Google Search Console(サーチコンソール)」を使います。
Google Search ConsoleとGA4を連携することで、GA4内でも確認することが可能です。

- 指名検索(店名や会社名): 知っている人が探してくれている
- 悩み検索(「〇〇 おすすめ」「〇〇 解決」など): 悩みを解決したくて探している
もし、「悩み検索」での流入が少なければ、ブログ記事などで「お役立ち情報」を増やす必要がある、といった判断ができます。 Googleアナリティクスと合わせて、必ずチェックするようにしましょう。
まとめ
今回はGoogle アナリティクスの集客について解説していきました。
集客ではユーザーがどこから訪れたか、どのサイトから来たのかを把握することができ、SEO対策を行ったり、広告を出す施策を行った際に必ずチェックしておきたい項目です。
サイト運用に是非ご活用ください。
次は「Googleアナリティクスで把握するべきポイント – 行動編」でお会いしましょう。
