評価基準が厳しいYMYLとは?当てはまるジャンルを紹介!

2022年2月3日

Googleではユーザーの生命・金銭に大きく影響を与えるトピックに対し、厳しい評価基準を設けていることをご存じでしょうか?

この基準に満たないサイトはページやサイト全体の評価を下げてしまう恐れがあり、検索順位の大幅な下落につながってしまいます。

ここではGoogleがより厳しい評価基準を設けている「YMYL」についてご説明いたします。

YMYLとは

YMYLとは”Your Money or Your Life”のイニシャルをとった略称で、金銭・健康・生活など人々に大きな影響を与えるジャンルのことを指します。

Googleではこのジャンルの評価基準を厳しく設け、検索品質の向上を目指しています。

YMYLが設定された背景

Googleは「Googleが掲げる10の真実」でこのように記載しています。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。

引用元:Googleが掲げる10の真実

このようにGoogleはユーザーにとっての利益や利便性を重要視しています。

例えばあなたのご家族が重篤な病気になってしまったとします。

その時あなたは「どうにかして治療できないか?」と検索して調べるでしょう。

その際、真偽が定かではない、もしくは適切な治療方法ではないページが検索結果の上位に表示されていたら、あなたとあなたのご家族の決定に悪影響を与えかねません。

金銭に置き換えても一緒です。

その様な事態を防ぐためにGoogleはYMYLというジャンルを定め、他のジャンルより厳しい評価基準を設けています。

YMYLが当てはまるジャンル

YMYLが当てはまるジャンル

ではどの様な業種がYMYLに当てはまるのでしょうか?

具体的な例をご紹介いたします。

ニュースや時事問題

  • イベント
  • 政治
  • テクノロジー
  • ビジネス
  • 科学

にまつわるニュースを取り扱うコンテンツ

※エンタメやスポーツは一般的にYMYLとみなされない

金融

  • 保険銀行
  • 税金
  • 投資
  • 退職金

などを取り扱っているコンテンツ

健康・安全

  • 医療
  • 病院

などに関する情報

政府・法律・公民

  • 法律問題(離婚や遺言書作成など)
  • 社会福祉
  • 選挙
  • 政府
  • 機関
  • 公共機関

などの市民にとって重要になるコンテンツ

買い物

  • サービスの購入や調査
  • 商品
  • ウェブショップ

に関するコンテンツ。

集団・グループ・組織

  • 人種
  • 宗教
  • 性別

などを取り扱うコンテンツ

その他

  • 栄養
  • 大学
  • 就職
  • フィットネス
  • 住宅情報

などの生活に重要なトピック

上記の様な情報・コンテンツを取り扱っているサイトはGoogleのYMYLに当てはまります。

※ケースによりYMYLが当てはまらない場合もあります。

2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Pages

引用元:品質評価ガイドライン(PDF 10ページ)

YMYLの対応方法

Googleのアルゴリズムは常に改善が行われ、検索結果の品質を向上させています。

今後以下に該当する記事、サイトは低品質と評価され、検索順位の大幅下落の可能性があります。

  • 誤った情報
  • 情報が古い
  • 専門知識のないライターが書いた記事
  • 他サイトの転載

ではYMYLに当てはまるサイトは、どの様な対策を取ればよいのでしょうか?

E-A-Tを満たす

今後YMYL領域ではE-A-Tを満たす事が重要となってきます。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

この3つを満たす必要があります。

具体的には

  • 著者情報の掲載
  • 公的機関の情報を参照
  • 情報の更新

などの対策をすることで、専門性と信頼性が向上します。

そして、信頼性が高まることで他サイトからの引用やリンクが増え権威性が高まるという仕組みです。

3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)

引用元:品質評価ガイドライン(PDF 19ページ)

まとめ

今回はGoogleが定めたYMYLというジャンルについて解説いたしました。

常にユーザーにとって有益で良質なコンテンツを届けることを念頭に入れサイト制作、ページ作成を行うことをオススメします。